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2019年11月15日発売

農林統計出版

出版社名ヨミ:ノウリントウケイシュッパン

「ポスト貿易自由化」時代の貿易ルール WTOと「メガFTA」

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内容紹介
◎貿易ルールの二重構造がもたらすもの
機能不全に陥ったかにみえるWTO,その一方でFTAなどの大規模な地域貿易協定が乱立している。グローバル・ルールとローカル・ルールという貿易ルールの二重構造は、農業と農産物貿易にどのような影響を与えるのか。日本のとるべき姿勢はどうあるべきか。貿易交渉の歴史から将来を浮き彫りにする。
目次
序章 貿易ルールの二重構造と「ローカル・ルール」形成の活発化
 1.WTOドーハ・ラウンドの現状
 2.地域貿易協定の動き
 3.地域貿易協定の規定の類型
第1章 農業協定と地域貿易協定-「貿易自由化」と差別の拡大
 1.農業協定の貿易ルール
 2.地域貿易協定の農業協定関連条項
 3.まとめ
第2章 SPS協定と地域貿易協定-制度システム設計思想の対立と規定の近似化
 1.SPS協定の貿易ルール
 2.地域貿易協定のSPS条項
 3.TPP協定と日EU・EPAのSPS条項
 4.まとめ
第3章 TRIPS協定と地域貿易協定-制度システムの輸出競争
 1.TRIP協定の貿易ルール
 2.地域貿易協定の地理的表示条項
 3.TPP協定と日EU・EPAの地理的表示条項
 4.まとめ
終章 貿易ルールをめぐる現状と課題
 1.地域貿易協定による二極構造と貿易ルールの二重構造
 2.WTO制度と地域貿易協定の展望-何が鍵となるのか
 3.日本はどのようにすべきだろうか
補論Ⅰ 国際連盟による多国間貿易交渉と貿易ルール形成の取り組み-歴史の教訓
 1.国際連盟はなぜ貿易ルール形成に取り組んだのか
 2.何が交渉されたのか-輸出入禁止制限措置の廃止
 3.国際連盟による多国間貿易ルール形成の取り組み
 4.国際連盟による多国間貿易ルール形成に日本はどのように対応したのか
 5.国際連盟の遺産と歴史の教訓
補論Ⅱ ポスト「貿易自由化」時代における影響分析モデル-限界と可能性 アップデート
 1.はじめに
 2.地域貿易協定の影響分析-TPP協定の事例
 3.地域貿易協定の影響分析-日EU経済連携協定(EPA)の事例
 4.まとめに
索引
著者略歴
林 正德(ハヤシ マサノリ hayashi masanori)
農林水産省で消費者保護、国際交渉、農業統計などに従事。 在ジュネーブ国際機関日本政府代表部などを経て、2011年から早稲田大学日米研究所 招聘研究員
弦間 正彦(ゲンマ マサヒコ genma masahiko)
国際開発センター、横浜市立大学を経て、1993年から早稲田大学。 1997年より社会科学総合学術院教授。
タイトルヨミ
カナ:ポストボウエキジユウカジダイノボウエキルール ダブルティーオートメガエフティーエイ
ローマ字:posutobouekijiyuukajidainobouekiruuru daburutiiootomegaefutiiei

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