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2019年5月30日発売

堀之内出版

出版社名ヨミ:ホリノウチシュッパン

私たちの「戦う姫、働く少女」

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内容紹介
ポップカルチャーから現代社会を鋭く分析した『戦う姫、働く少女』の刊行から2年。
同書が投げかけた問いは、若手研究者たちによって受け止められ、次の議論へ発展した。気鋭の研究者たちが、メイドカフェの働き方や、男性アイドルの商品化など新たな視点で〈わたしたち〉が直面する問題に深く切り込む。

おさえておきたい映画・小説などの作品リストや、重要なキーワードを解説するミニコラムも収録。
(解説キーワード)メイドカフェ/再生産労働/家父長制/共通文化/消費者民主主義/承認と再分配
目次
[序 章] 『戦う姫、働く少女』が投げかけるもの(川口 遼)
[第1章] メイドカフェに見る女性の複合的労働と承認(中村香住)
[第2章] 第三波フェミニズムはポスト新自由主義への道を拓くのか?(田中東子)
[第3章] 消費者民主主義と共通文化(河野真太郎)
[第4章] ディスカッション ポスト・フェミニズムと〈わたしたち〉の労働
おわりに (永山聡子)

[キーワード解説]メイドカフェ/再生産労働/家父長制/共通文化/消費者民主主義/承認と再分配

[付 録]おすすめ作品リスト
著者略歴
ジェンダーと労働研究会(ジェンダートロウドウケンキュウカイ jendaatoroudoukenkyuukai)
河野 真太郎(コウノ シンタロウ kouno shintarou)
専修大学法学部教授。専門はイギリス文学・文化ならびに新自由主義の文化と社会。著書に『戦う姫、働く少女』(堀之内出版、2017年)、共編著に『終わらないフェミニズム─「働く」女たちの言葉と欲望』(研究社、2016年)、翻訳にトニー・ジャット/ティモシー・スナイダー『20世紀を考える』(みすず書房、2015年)など。
田中 東子(タナカ トウコ tanaka touko)
大妻女子大学文学部教授。博士(政治学)。メディア文化論、ジェンダー・スタディーズ、カルチュラル・スタディーズ。主な著作・翻訳に『メディア文化とジェンダーの政治学─第三波フェミニズムの視点から』(単著、世界思想社、2012年)、『出来事から学ぶカルチュラル・スタディーズ』(編著、ナカニシヤ出版、2017年)、ポール・ギルロイ『ユニオンジャックに黒はない人種と国民をめぐる文化政治』(共訳、月曜社、2017年)など。
中村 香住(ナカムラ カスミ nakamura kasumi)
慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程在籍。専門はジェンダー・セクシュアリティの社会学。現在の主な研究テーマは、メイドカフェにおける女性の経験について。
川口 遼(カワグチ リョウ kawaguchi ryou)
ジェンダーと労働研究会主宰。首都大学東京子ども・若者貧困研究センター特任研究員。大妻女子大学、青山学院大学非常勤講師。専門は、家族・労働・福祉の社会学。ジェンダー/セクシュアリティ研究。
永山 聡子(ナガヤマ サトコ nagayama satoko)
一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程在籍。アジア女性資料センター運営委員。在日朝鮮人3世。専門は社会学、ジェンダー研究、旧宗主国と被植民地国のフェミニズムの権力関係。共著に『社会学理論のプラクティス』(くんぷる、2017年)、「『慰安婦』問題と関わること─できることを見つける旅」『戦争責任研究』(日本の戦争責任資料センター、2017年)など。
タイトルヨミ
カナ:ワタシタチノタタカウヒメハタラクショウジョ
ローマ字:watashitachinotatakauhimehatarakushoujo

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