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2017年3月24日発売

ぷねうま舎

出版社名ヨミ:プネウマシャ

香山リカと哲学者たち 明るい哲学の練習 最後に支えてくれるものへ

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内容紹介
精神科医、香山リカが三人の哲学者の懐に飛び込んで、究極の「なぜ」を連発。    
  いまの生き苦しさはどこからきているの? 
  絶対に正しいことって、この世に存在するの? 
  思想って生きるために必要なの? 
レスリングと瞑想と「死と哲学」と……、もう一つの哲学の顔が見えてきた。

香山──自分でも想定していなかったのだが、この三人に「いまの現実社会」の問題について
    語ってもらえたのは思わぬ収穫だった気がする。
      
入不二──哲学では思考の極北へと進もうとするけど、レスリングでは身体の
    極南へと進もうとしていて、正反対だけれども似てもいる。
      
永井──社会主義が力を失ったのは大きい。社会主義自体がどうかということ
    より、資本主義の、こっちの社会にとってのダメージが大きいです。
       
中島──もう少しこの世界がないということを確認したいと、そのために生き
    ているから。だから、テロリストですね、世界をぶっ壊しつつあるわけです。
目次
明るい哲学の練習 目 次

  はじめに  香山リカ

入不二基義×香山リカ  第1章 レスリングは哲学に似ているか

永井 均×香山リカ   第2章 この時代の深層マップ

中島義道×香山リカ   第3章 哲学で、世界を壊す

  哲学のヒッチハイク・ガイド──対話を終えて  香山リカ
著者略歴
香山リカ(カヤマリカ kayamarika)
1960年生まれ。精神科医。立教大学現代心理学部映像身体学科教授。『若者の法則』『「悩み」の正体』
永井均(ナガイヒトシ nagaihitoshi)
思想なき時代の哲学とは ──社会主義の理念が力を失ったのは大きい。あれの存在は資本主義社会を健   全に保つのにずいぶん貢献してましたから。ダメージが大きいです。酷い   状態になっていると思うんです。       1951年生まれ。専攻、哲学。日本大学文理学部教授。『〈私〉の形而上学』『哲学の密かな闘い』『哲学の賑やかな呟き』 香山リカ いまどきの〈普遍〉っていったい ──「難しいこと言うなよ」、だって「土人だろ」という反応は、ソフィスティ   ケートの悪夢のようなかたちでの実現でしかない。ある意味で、ポストモ   ダンの実現に違いないのですが……。
中島義道(ナカジマヨシミチ nakajimayoshimichi)
中島義道 世界をぶっ壊しつつある ──なにしろ世界は理不尽だと思っているとすると、道は二つしかない。一つ   はその理不尽な世界の中で救われる道を選ぶということ。……もう一つは   全力で壊すということ。つまり、つくるのではなくて、まず壊す。        1946年生まれ。専攻、哲学。電気通信大学教授を経て、現在は哲学塾主宰。著書、『時間を哲学する    ──過去はどこへ行ったのか』『不在の哲学』『時間と死──不在と無のあいだで』ほか。 香山リカ 脱・脱構築 ──私は、それこそ世代としてポストモダンの妙な薫陶を受けていますから何   にせよ価値相対主義に陥ってしまっていた時代があったわけです。権威に   ももちろん批判的ですし……。ところが最近になって、これほどにも世の   中が混乱状態になると、もしかすると、もっと素朴な考え方をすべきでは   ないかと……。
入不二基義(イリフジモトヨシ irifujimotoyoshi)
レスリング的な哲学/哲学的なレスリング ──哲学では思考の極北へと進もうとするけど、レスリングでは身体の極南へ     と進もうとしていて、正反対だけれども似てもいる。     1958年生まれ。専攻、哲学。青山学院大学教育人間科学部教授。著書、『時間は実在するか』『ある    ようにあり、なるようになる──運命論の運命』ほか。 香山リカ 6歳の哲学/56歳からの哲学 ──身体をもってここに住み込んでいるという意味で、パーソナル・スペース     を捉えるとすれば、レスリングのやりとりは、かなり侵入的・相互陥入的   な感じがしますね。
タイトルヨミ
カナ:カヤマリカトテツガクシャタチ アカルイテツガクノレンシュウ サイゴニササエテクレルモノヘ
ローマ字:kayamarikatotetsugakushatachi akaruitetsugakunorenshuu saigonisasaetekurerumonohe

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