近刊検索 デルタ

2019年6月25日発売

ぷねうま舎

出版社名ヨミ:プネウマシャ

思いやりの経済学

ダライ・ラマ14世と先端科学・経済学者たち
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内容紹介
ケアする経済学、他者を思いやり、社会に幸福をもたらすことに基盤を置く経済倫理は、果たして成り立つのか。ダライ・ラマ14世と、脳科学、認知心理学、霊長類学、人類学、そして経済学と経営学など、今日の先端に立つ科学者たちが対話する。
 グローバリゼーションのもと、格差の拡大とポピュリズムが浸透したこの世界に、コンパッション(他者が苦から離れるようにとの思い、共苦)に根をもつ行動原則と規範を打ち立てるために。脳の神経組織からマイクロファイナンスまで、競争原理を超える人間像と社会像を提示する。
目次
  序 思いやりの経済学に向けて
 I 利他と向社会的行動に関する科学的研究  第9章 なぜ人々は慈善活動をするのか
  第1章 利己―利他論争  第10章 利他的懲罰と公共財の創出
  第2章 共感と内受容性皮質 III 経済システムへの向社会性の導入
  第3章 コンパッションの神経基盤 第11章 目的のある利益
  第4章 利他に関する仏教的観点 第12章 マイクロファイナンスは何を為し得るか?
  第5章 生存のための生物学的要求 第13章 ベアフット・カレッジ
 II 利他と向社会的行動に関する経済学的研究  第14章 コンパッションに満ちたリーダーシップ
  第6章 社会的ジレンマ実験 結 語 コンパッションは贅沢品ではない
  第7章 仏教経済学事始め
  第8章 幸福の経済学
著者略歴
マチウ・リカール(マチウリカール machiurikaaru)
タニア・シンガー(タニア・シンガー tania・shingaa)
辻村優英(ツジムラマサヒデ tsujimuramasahide)
1980年奈良県生まれ. 京都大学博士(人間・環境学). 専門は宗教学. 総合地球環境学研究所技術補佐員, 京都大学人文科学研究所共同研究員, 京都大学こころの未来研究センター共同研究員, 立命館APU非常勤講師, 神戸大学経済経営研究所助教等を経て, 神戸大学経済経営研究所ジュニアリサーチフェロー, 高野山大学密教文化研究所受託研究員. 論文に「ダライ・ラマ14世における『最大多数の最大幸福』について」(『宗教と倫理』15 号, 2015年),“The Politics of ‘Compassion' of the Fourteenth Dalai Lama: Between ‘Religion' and ‘Secularism'”, Journal of Buddhist Ethics, vol. 21, 2014など.
タイトルヨミ
カナ:オモイヤリノケイザイガク
ローマ字:omoiyarinokeizaigaku

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