近刊検索 デルタ

2022年8月10日発売

鼎書房

出版社名ヨミ:カナエショボウ

小説の戦後—三島由紀夫論

このエントリーをはてなブックマークに追加
内容紹介
誕生から六十年を経て、
〝マンネリズム〟にあった近代小説。
「小説の戦後」を問うた、三島由紀夫の昭和20年代。
目次
序 章 「愉楽と倨傲」/「平岡公威から三島由紀夫へ」/「小説の停滞」/「三島由紀夫/戦後文学のクロニクル」
第一章 戦後文学の〝マンネリズム〟──『仮面の告白』論/戦後文学の〝マンネリズム〟/「雲の会」の動向/告白の(不)可能性〟/記憶の修正/書くことと演じること
第二章 戯曲という方法──『獅子』論/「古典主義」と戯曲/『獅子』のドラマツルギー/「不幸」の論理/空想の拒否/戯曲という方法
第三章 劇と心理小説──『盗賊』論/悲劇の喪失/劇と心理小説//遊戯としての死/心理の書き落とし/死の価値の失墜
第四章 批評の方法論──「川端康成論の一方法─「作品」について」/芸術と実生活/日記の実在性/自我の闘争/他者としての「作品」
第五章 事件と小説──『青の時代』論/文学現象としての「アプレ・ゲール」/戦後の世代論/主人公の条件/夢想の時代/詩からの疎外
第六章 作品と全集──『禁色』と『三島由紀夫作品集』/作品と全集/〝三島由紀夫物語〟の構想/小説の書き手/檜俊輔による「檜俊輔論」/生きながらに死を描くこと
第七章 通俗と芸術の境界──『潮騒』と作家の〝名前〟/作家の〝名前〟/文学市場と作品批評/通俗か芸術か/物語の条件
第八章 詩への〝回帰〟──『ラディゲの死』と『詩を書く少年』/三島由紀夫の〝回帰〟/伊東静雄の詩と死/小説家・ラディゲ/贋物の詩人
第九章 文明批評と小説──「亀は兎に追ひつくか?」とその周辺/三島の鷗外体験/戦前/戦後の鷗外受容/「亀は兎に追ひつくか」
第十章 言葉と美──『金閣寺』論/戦後の終焉/言葉への自意識/言葉としての金閣/言葉と美/「文学」との別れ
初出一覧 /あとがき/人名索引
著者略歴
藤田佑(フジタユウ fujitayuu)
タイトルヨミ
カナ:ショウセツノセンゴ ミシマユキオロン
ローマ字:shousetsunosengo mishimayukioron

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

-- 広告 -- AD --

【AD】
今、注目すべき第三書館の本
泣くな、わが子よ
ノーベル賞候補であり続ける文学者の代表作

-- 広告 -- AD --

もうすぐ発売(1週間以内)

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを利用しています。