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2018年7月31日発売

アダチプレス

牛たちの知られざる生活

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内容紹介
「幼いころ、父や母はよくわたしに“お話”を聞かせてくれた。そこにはいつも、牛や豚や鶏や小鳥が登場した。そんな動物たちの物語を、今度はわたしが語り部となって語り継ぐことができればうれしい」(本書より)

イギリスのオーガニック農場でのびのびと暮らす個性豊かな牛たちの日常(と事件)を、愛情豊かに描き出した動物エッセイ。牛たちは食べたいときに好きな物を食べ、広大な牧草地で思い思いの生活を送っている。日常のユーモラスなエピソードから、出産・子育て・死に際しての驚くべき行動まで、彼/彼女の物語は、いとおしいものばかり。動物たちの心のうちを知ると、見慣れた風景が変わってくる。現代の管理化された畜産とは異なる環境から見出された動物と人間のあるべき関係を、生き生きと伝える一冊。「動物文学の新たな傑作」「小さな古典」と英各紙誌絶賛。

これは小さな古典だ。どこかユーモラスだが、おもしろさは作りものではない。登場する牛たちは、それぞれに豊かな内面と、多様な個性をもっている。著者は長年にわたる経験から、効率ではなく動物のことを第一に考えた農場経営について真摯なメッセージを投げかけている。
――フィナンシャル・タイムズ

まさに目からうろこの一冊である。物言わぬ動物たちが、何も言わないからといって何も考えていないわけではないことを教えてくれる。
――アラン・ベネット(『やんごとなき読者』著者)

知的な発見に心奪われる、チャーミングな物語。動物たち(牛が中心で、鶏やほかの生き物も登場する)を、尊敬と思いやりに値する「個人」として見る視点に貫かれている。魅惑的、感動的で、読み手の心をとらえて離さない。動物文学の棚に新たな名作が加わった。
――リディア・デイヴィス(『ほとんど記憶のない女』著者)

牛たちの知性をめぐる、美しく、心のこもった小さな本。
――ジェイムズ・リーバンクス(『羊飼いの暮らし』著者)
目次
アラン・ベネットによる序文
はじめに

牛たちの知られざる生活
必要は発明の母/アリスとジム/母と娘/ジェイク/人間もときには役に立つ/肉親を亡くしたとき――バンブル一族の話/眠りについて/鳴き声が物語ること/牛はよい判断をする/牛にうわべのつき合いはない/一筋縄ではいかない雄牛たち/ファット・ハット二世/牛にも好みがある/目は口ほどにものを言う/牛の記憶力/馬について/羊、豚、鶏について/難しい出産のときも、牛は正しい判断をする/ディジー一族の話/農場では日々事件が起こる/体を使ったコミュニケーション/グルーミングについて/ミルクにも個性がある/子牛は遊びを考案する/忘れがたきアメリア/鶏は遊び好き/鶏の新たな一面/ふたたびアメリアの話/野鳥の話/自己治癒力について/リトル・ドロシーの話

牛について知っておくべき20のこと
鶏について知っておくべき20のこと
羊について知っておくべき20のこと
豚について知っておくべき20のこと

カイツ・ネスト・ファームについて
参考資料
訳者あとがき
著者略歴
ロザムンド・ヤング(ロザムンド ヤング)
イングランド、ウスターシャー州生まれ。生後すぐに両親がオーガニック・ファームの経営をはじめ、のちに兄とともに農場経営に加わる。1980年からは、兄とパートナーとともにカイツ・ネスト・ファームを営み、動物の行動の自由を尊重し、管理を最小限にとどめるスタイルで、牛をはじめ、羊、鶏、豚を飼育している。
石崎 比呂美(イシザキ ヒロミ)
翻訳家。大阪府生まれ。英米文学翻訳家の田村義進氏に師事する。訳書に『僕の心がずっと求めていた最高に素晴らしいこと』(辰巳出版)、『競争と協調のレッスン』(TAC出版)などがある。両親から引き継いだ大阪府内の田んぼで、米作りも行なっている。

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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