近刊検索 デルタ

2022年7月25日発売

西日本出版社

出版社名ヨミ:ニシニホンシュッパンシャ

「個」のひろしま

被爆者 岡田恵美子の生涯
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内容紹介
瞬時に暴力と武力で始めることができるのが戦争、だけど平和は、広島の人が膝を交えて作っていくもんだ。被爆者だけが伝承するんでなくて、広島の人はその平和を作っていく、伝えていく義務がある。(バーバラ・レイノルズ)

2021年4月10日、自分の体験を国内外で精力的に語る活動をしてきた岡田恵美子さんが、市民団体WFCの会合への参加中、突然座ったまま椅子から床に倒れ、亡くなった。

被爆者団体に属さず、核兵器廃絶を訴え続けてきた彼女の人生は、「個」のひろしまの戦後史そのもの。
アメリカで、チェルノブイリで、ノーベル平和賞授賞式の現場で、被爆の悲惨さを語るだけではなく、加害者としての視点も持たないと共感しあえないことを知り、学び、広島はもとより、世界に発信し続けた岡田さん。
本書は、その生涯を追います。

<本文中の岡田恵美子さんの聞き取り> 
守田葉子 
1982年生まれ。広島出身。
中国新聞社記者を経て、現在国連訓練調査研究所広島事務所スタッフ。

<校閲> 
叶真幹 
1954年、広島生まれ。
広島市職員定年後、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館館長を5年務める。
共著に「ヒロシマを探そう」。
目次
まえがき
「平和活動」さなかの死
軍国少女
夕焼けが嫌い
お姉ちゃんは帰ってこない
「平和活動」の原風景
マイナスからの出発
息子の死
「逃げの岡田」にはならない
国際電話で世界とつながる
バーバラとの出会い
第二の「バーバラ」、マルガレータ
命がつながる幸せ
「公的」な証言者に
ヒロシマは広島だけでない
孫との二人三脚
伝え手を育てる
熱狂の中の冷静
行動あるのみ
「行ってくるけんね」
聞ききれなかったこと 守田葉子
遺品が語り始める 叶真幹
あとがき
著者略歴
宮崎 園子(ミヤザキ ソノコ miyazaki sonoko)
広島県生まれ。 高校卒業までを香港、アメリカ、東京などで過ごす。 慶應義塾大学法学部卒業後、金融機関勤務を経て、2002年朝日新聞社入社。神戸総局、広島総局、大阪社会部・生活文化部で勤務後2021年7月退社。 現在広島を拠点に、取材・執筆活動を続けている。
タイトルヨミ
カナ:コノヒロシマ
ローマ字:konohiroshima

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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