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定価:3,740円(3,400円+税)
判型:四六
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内容紹介
1890(明治23)年の第一回総選挙で当選して衆議院議員になった者の中には、実際には15円以上の国税納入資格を満たしていなかった者がかなりいた。彼らは、支持者たちの作った「財産」によって、資格を得たのである。中江兆民・植木枝盛・河野広中・尾崎行雄・島田三郎など、自由民権運動の著名な活動家をはじめとして、数十人は、そのような者であったといえる。本書は「初期議会=地主議会」という通説のもとで解明されずにきた「財産」作りの実態や選挙戦の有り様を、長年にわたる膨大な史料の博捜により解明、貴重な史実を明らかにする。
目次
まえがき
序 章 「衆議院議員=ほとんど地主」をめぐって
第一章 「財産」はこうして作られた―被選人資格のタテマエと実態―
第二章 第一回総選挙はどのように行われたか
第三章 第一回総選挙の当選人
第四章 第一回総選挙の選挙戦
あとがきにかえて
序 章 「衆議院議員=ほとんど地主」をめぐって
第一章 「財産」はこうして作られた―被選人資格のタテマエと実態―
第二章 第一回総選挙はどのように行われたか
第三章 第一回総選挙の当選人
第四章 第一回総選挙の選挙戦
あとがきにかえて
著者略歴
稲田 雅洋(イナダ マサヒロ inada masahiro)
1943年生まれ。東京外国語大学名誉教授
タイトルヨミ
カナ:ソウセンキョハコノヨウニシテハジマッタ
ローマ字:sousenkyohakonoyounishitehajimatta
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