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定価:5,940円(5,400円+税)
判型:A5
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内容紹介
日本とは何か。かつて、この命題を身もだえしながら思索した人たちがいた。「日本的などというものは虚妄だ」という言説に、詩人・萩原朔太郎は、自分にとって「日本的なるもの」があることは、その「自我」の存在と同じほどに「確信できる事実」だと反論し、自らが個我であることの否定しえぬ実感に賭けていった。この困難な命題を、一部の国民国家論のように「日本とは、国家イデオロギーが生み出した幻想にすぎない」と切り捨てて済ませることはできない。萩原をふくめ、文学者・科学者・アナキストなど5人の知性が求めた「日本的なるもの」というものを読みとき、思想史の新しい地平を拓く。
目次
はじめに
第一章 イデーとしての日本――萩原朔太郎――
第二章 イロニーと日本――保田與重郎――
第三章 科学と「日本精神」――古屋芳雄――
第四章 ニヒリズムと「日本主義」――辻潤――
第五章 「愛国心」とは何か――石川三四郎――
おわりに
第一章 イデーとしての日本――萩原朔太郎――
第二章 イロニーと日本――保田與重郎――
第三章 科学と「日本精神」――古屋芳雄――
第四章 ニヒリズムと「日本主義」――辻潤――
第五章 「愛国心」とは何か――石川三四郎――
おわりに
著者略歴
松村 寛之(マツムラ ヒロユキ matsumura hiroyuki)
大阪公立大学非常勤講師
タイトルヨミ
カナ:ニホンテキナルオノノシソウシ
ローマ字:nihontekinaruononoshisoushi
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