近刊検索 デルタ

2023年6月6日発売

有志舎

出版社名ヨミ:ユウシシャ

「日本的なるもの」の思想史

戦争の時代における個人
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内容紹介
日本とは何か。かつて、この命題を身もだえしながら思索した人たちがいた。「日本的などというものは虚妄だ」という言説に、詩人・萩原朔太郎は、自分にとって「日本的なるもの」があることは、その「自我」の存在と同じほどに「確信できる事実」だと反論し、自らが個我であることの否定しえぬ実感に賭けていった。この困難な命題を、一部の国民国家論のように「日本とは、国家イデオロギーが生み出した幻想にすぎない」と切り捨てて済ませることはできない。萩原をふくめ、文学者・科学者・アナキストなど5人の知性が求めた「日本的なるもの」というものを読みとき、思想史の新しい地平を拓く。
目次
はじめに
第一章 イデーとしての日本――萩原朔太郎――
第二章 イロニーと日本――保田與重郎――
第三章 科学と「日本精神」――古屋芳雄――
第四章 ニヒリズムと「日本主義」――辻潤――
第五章 「愛国心」とは何か――石川三四郎――
おわりに
著者略歴
松村 寛之(マツムラ ヒロユキ matsumura hiroyuki)
大阪公立大学非常勤講師
タイトルヨミ
カナ:ニホンテキナルオノノシソウシ
ローマ字:nihontekinaruononoshisoushi

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