近刊検索 デルタ

2022年9月23日発売

ふらい人書房

出版社名ヨミ:フライビトショボウ

eバイクが欲しい

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内容紹介
本邦初のeバイクに関する読み物(ムック本を除く)で、全編にわたって、筆者の軽妙な語り口が読み手を飽きさせない。山奥にある秘密の渓流釣り場に誘われた筆者が、必要性に迫られてやむを得ず購入を決めたMTBだったが、真剣に検討するほどに、自分に必要なのは通常のMTBではなく、eバイクであることがわかってくる。試しに近所の自転車店で借りたeバイク(e–MTB)で奥羽山地にある廃道を上ってみて、その機能と性能に驚き、坂を上ることが楽しいという不思議な経験をして、購入を決断する。(以下本文より)……好き嫌いはあるにせよ、ロードバイク、MTB共に上りは苦しくて、その報償として下りのラクチンさと爽快感が与えられている。けれども、eバイクには上る楽しみがある。上りも下りも楽しいのだ。そんなのおかしい、ズルいという旧来的な発想は分かる。一般的に、棚からぼた餅とか、ぬれ手で粟とか、年末ジャンボの3億円当選とか、降って湧いた遺産相続とかに代表される不労所得はどこかしら正当ではない報酬として軽く扱われる。そこに人生の本質はない、といった文脈で。地球上に生まれ落ちた生物が生き延びるためには、働かなくてはならないことになっているのだ。eバイクのラクチンな上りは、まさしくその不労所得に当たる。上りも下りも、どちらとも楽しいという状態は、どこかしら生物界のおきてに逆らっている気配があるのだ(中略)。そこで質問だ。では、なぜeバイクは上りが楽しいのか? この質問への正確な答えを私はいまだ耳にしたことがないが、ここに私なりの回答がある(後略)。
筆者の実際の購入に至るまでのモデル選定の迷い、紆余曲折が面白おかしく語られ、これからeバイクを買おうとしている人にとって打って付けの読み物となっている。また筆者は『自転車の教科書』堂城賢著(小学館刊)を読み、自転車を買うからにはうまく乗りたいと、意を決して堂城氏が運営する自転車教室「やまめの学校」に行く。自転車教室での経験は全くの自転車初心者である筆者にとっては発見の連続で、同様の初心者にとっては最高の情報源となるだろう。
目次
eバイク初体験
  ・静けさの中へ

eバイクが欲しい
  ・そもそものきっかけ
  ・自転車屋さんの嘆き

eバイクを選ぶ
  ・そして欲望が残った
  ・プンちゃんの外出
  ・トラウトバイク
  ・多摩丘陵という名の山
  ・eバイクは自転車じゃない?
  ・グラベルロードバイクの衝撃
  ・迷路からの脱出

eバイクに乗る
  ・やまめの学校
  ・ルックスはライフスタイル
  ・フォレストバイク

eバイクを買う
  ・SOLD OUT
  ・スペシャライズド自由が丘店
  ・パーティーは終わった
  ・静けさの正体

eバイクを使う
  ・自転車愛護協会
  ・懲役3カ月
  ・安曇野マジック
  ・エピローグ
著者略歴
阪東 幸成(バンドウ ユキナリ bandou yukinari)
著書に『アメリカの竹竿職人たち』フライの雑誌社刊、『ウルトラライト・イエローストーン』、『釣り人の理由』ふらい人書房、他に『渓流賛歌』、『フライフィッシング・ジャーニー』、雑誌『フライの雑誌』、『山釣りJOY』山と溪谷社など、主にフライフィッシングの雑誌、書籍に多くのエッセイ、物語を執筆。
タイトルヨミ
カナ:
ローマ字:

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