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2019年4月25日発売

堀之内出版

出版社名ヨミ:ホリノウチシュッパン

大洪水の前に 〔特装版 サワ―ゴールド〕

マルクスと惑星の物質代謝
nyx叢書
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内容紹介
『大洪水の前に』の数量限定函入り特装版、「サワーゴールド」カラー

2018年度ドイッチャー記念賞(Deutscher Memorial Prize)を日本人初、最年少受賞。期待の俊英による受賞作邦訳増補改訂版。資本主義批判と環境批判の融合から生まれる持続可能なポスト・キャピタリズムへの思考、21世紀に不可欠な理論的参照軸として復権するマルクス研究。
マルクスのエコロジー論が経済学批判において体系的・包括的に論じられる重要なテーマであると明かし、またマルクス研究としてだけでなく、資本主義批判、環境問題のアクチュアルな理論として世界で大きな評価を獲得。
グローバルな活躍をみせる著者による日本初の単著です。

スラヴォイ・ジジェク 斎藤幸平のKarl Marx’s Ecosocialism(『大洪水の前に』の英語版)は自然の中に埋め込まれた人間を考えるための最も一貫した最新の試みだ。

マイケル・ハート(デューク大学) 気候変動とグローバルな環境危機に対峙しようと決意するなら、資本の批判が必ずや中心的課題になることが今日ますますはっきりとするようになるなかで、より多くの研究者や活動家たちが環境問題にたいしてマルクス主義のアプローチを採用するようになっている。この素晴らしい本によって、斎藤幸平はエコロジカルな資本批判というプロジェクトのために多大な貢献を成し遂げているが、それは、マルクス自身が経済学批判をその生涯にわたる、体系的なエコロジカルな分析に結びつけていたことを示しているからである。この惑星を大洪水から救いたいなら、もう一度マルクスに立ち返り、マルクスを読み返さなくてはならない。



※ドイツ語版
»Natur gegen Kapital: Marx' Ökologie in seiner unvollendeten Kritik des Kapitalismus«, Campus, 2016
※英語版
»Karl Marx’s Ecosocialism: Capital, Nature, and the Unfinished Critique of Political Economy«, Monthly Review Press, 2017
※韓国語版
추선영訳, Secondthesis, 2020
目次
はじめに

第一部 経済学批判とエコロジー
 第一章 労働の疎外から自然の疎外へ
 第二章 物質代謝論の系譜学

第二部 『資本論』と物質代謝の亀裂
 第三章 物質代謝論としての『資本論』
 第四章 近代農業批判と抜粋ノート

第三部 晩期マルクスの物質代謝論へ
 第五章 エコロジーノートと物質代謝論の新地平
 第六章 利潤、弾力性、自然
 第七章 マルクスとエンゲルスの知的関係とエコロジー

おわりに マルクスへ帰れ

あとがき

参考文献
著者略歴
斎藤幸平( )
1987年生まれ。大阪市立大学経済学研究科准教授。 日本MEGA編集委員会編集委員。 著書にNatur gegen Kapital: Marx' Ökologie in seiner unvollendeten Kritik des Kapitalismus, Campus, 2016 共著に『労働と思想』(堀之内出版、二〇一五年)等。 編著にMarx-Engels-Gesamtausgabe, IV. Abteilung Band 18, De Gruyter, 2019.  2018年、ドイッチャー記念賞を受賞。
タイトルヨミ
カナ:ダイコウズイノマエニ
ローマ字:daikouzuinomaeni

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