近刊検索 デルタ

2019年1月29日発売

ミシマ社

出版社名ヨミ:ミシマシャ

胎児のはなし

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内容紹介
経験していない人はいない。なのに、誰も知らない「赤ん坊になる前」のこと。

超音波診断によって「胎児が見える」ように――。新時代の産婦人科界を牽引した「先生」に、生徒サイショーが妊娠・出産の「そもそも」から衝撃の科学的発見、最新医療のことまで全てを訊く。全人類(?)必読の一冊。

出産経験のある人も、ない人も、男性も――読んで楽しくて、ためになる!
目次
はじめに 最相葉月

第一章 みんな胎児が見たかった ── 胎児研究の歴史
アダム派とイヴ派がいた/子宮の中の生きている胎児を初めて見たのは日本人

第二章 超音波に一目惚れ ── 増﨑英明、産婦人科医になる
魚群探知機が超音波診断に?/十人きょうだいの十番目/帝王切開を見た増﨑少年/胎児はなぜ頭が下にあるのか

第三章 胎児 ── この未知なるもの
なぜ3000グラムで生まれるのか/わが子の出産/羊水はどこからくるのか/羊水が濁ると要注意/便と力の入れ方が一緒

第四章 胎児を救う! ──「人」として扱う医療を
胎児の声が聞こえた!/胎児を手術する/スクリーニングで病気を発見/中絶について/宗教上の理由 /それでも続けた理由

第五章 胎児の表情七変化 ── みんな生まれる前から笑ってた
胎児は泣いて笑って夢を見る/赤ちゃんを左側に抱く理由/胎児の表情を観察する/表情と脳の関係/ゴジラみたいな呼吸様運動/腟を通るとき肺胞液を絞る

第六章 胎児の世界 ── 最新の技術と研究でわかったこと
胎盤の不思議── 1+1=1?/胎児のDNAを調べる/出生前診断は受けるべきか/NIPTと羊水検査はセット/ダウン症の子のこと/お父さんとお母さんはDNAでつながってる /精子のY染色体が女性に入る?/母はなぜ胎児を拒絶しないか/最初に大事なのは肺

第七章 妊娠・出産の世界 ── 長年の研究と経験でわかったこと
つわりとは何か/帝王切開と自然分娩の違い/お産はリスクが伴うもの/水中出産のリスク/双子問題/長崎県は母乳を遮断してがんを防いだ/酒とたばこ/無痛分娩について

第八章 周産期医療最前線 ── 大学病院で今、何が行われているか
胎児治療の最前線/イギリスと日本の違い/生殖補助医療技術(ART)について/生殖補助医療技術の話しにくいこと/高齢出産のこと

終章 私たちはどこから来て、 どこへ行くのか
増﨑先生の性教育/水の中の人生、空気の中の人生/君たちはなぜゼロ歳で生まれたのか/男と女の役割分担/胎児の未来

あとがき 増﨑英明
著者略歴
増﨑 英明(マスザキ ヒデアキ masuzaki hideaki)
1952年佐賀県伊万里市生まれ。1977年長崎大学医学部卒。1999年~2000年にロンドン大学へ留学。2006年より長崎大学医学部産婦人科教授。2014年より長崎大学理事・病院長。日本産科婦人科学会理事、日本人類遺伝学会理事、日本生殖医学会理事、日本産科婦人科内視鏡学会常務理事、日本産科婦人科遺伝診療学会理事長などを歴任、産婦人科の世界をリードしてきた。著書に『密室』『密室Ⅱ』(以上、木星舎)、『動画で学べる産科超音波』(メディカ出版)など。2018年長崎大学名誉教授に就任。
最相 葉月(サイショウ ハヅキ saishou hazuki)
1963年生まれ。兵庫県神戸市出身。関西学院大学法学部卒業。科学技術と人間の関係性、精神医療などを取材。著書に、『絶対音感』『星新一 一〇〇一話をつくった人』『セラピスト』(以上、新潮文庫)、『青いバラ』(岩波現代文庫)、『ナグネ 中国朝鮮族の友と日本』(岩波新書)、『れるられる』(岩波書店)、『理系という生き方 東工大講義 生涯を賭けるテーマをいかに選ぶか』(ポプラ新書)、『未来への周遊券』(瀬名秀明との共著)、『辛口サイショーの人生案内』(以上、ミシマ社)など。
タイトルヨミ
カナ:タイジノハナシ
ローマ字:taijinohanashi

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