近刊検索 デルタ

11月29日発売予定

文学通信

三島由紀夫は一〇代をどう生きたか

あの結末をもたらしたものへ
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内容紹介
数々の、三島由紀夫に関するスクープを連発してきた著者による渾身の評伝。
昭和一〇年代に風靡した『日本浪曼派』、『文藝文化』の文芸思潮が、ちょうど一〇代を生きていた三島少年を包み擁していたさまを、膨大な資料と、独自の取材により描き出す。あの結末をもたらした、その文学と思想の源泉とは一体何だったのか。
東文彦、保田與重郎、蓮田善明の三者と、それらを横軸でつなぐ神風連を中心に、一〇代の三島とその生涯の秘密を探り出す。
なお本書冒頭のプロローグにて、三島由紀夫の墓所に関するスクープを掲載しています。

「ひとたび自分の本質がロマンティークだとわかると、どうしてもハイムケール(帰郷)するわけですね。ハイムケールすると、十代にいっちゃうのです。十代にいっちゃうと、いろんなものが、パンドラの箱みたいに、ワーッと出てくるんです。だから、ぼくはもし誠実というものがあるとすれば、人にどんなに笑われようと、またどんなに悪口を言われようと、このハイムケールする自己に忠実である以外にないんじゃないか、と思うようになりました。」(『図書新聞』昭和四五年一二月一二日号、同四六年一月一日号)

【死は生の埒外にあるのではない。生をうけるとともに死もうけている。その生は死をもって完結する。この生々しいありさまを〝三島由紀夫〟という稀有の生命体をとおして本書に描いてみた。】…おわりにより
目次
[凡例]

プロローグ―三島由紀夫がさだめた自分だけの墓所

序章 結縁―神風連 〈しんぷうれん〉

「約百名の元サムライ」の叛乱/日本の火山の地底/志士の遺墨/〝櫻園の大人〟/宇気比のこと/宣長の思想と櫻園/神風連の遺跡を巡る/「恐ろしき一夜」/「〝日本人の神髄〟を考えたい」/手段=目的、目的=手段/天皇は「一般意志」の象徴/無償の行動/喪った「故郷」の発見


第一章 邂逅―東文彦 〈あずまふみひこ〉

先輩からの賛嘆の手紙/至福の拠り処/永福門院と「三熊野詣」/「幼い詩人」/東文彦の死、至福のときの畢り/遺稿集『浅間』/文彦と三島のニーチェ/ハイムクンフトとハイムケール /『城下の人』受賞のかげに三島の強力な推輓/『春の雪』冒頭に塗りこめられたもの/戦いを勝利にみちびいた真清の決死行/「得利寺付近の戦死者の弔祭」の写真は実在している/一対の作品集

第二章 屈折―保田與重郎 〈やすだよじゅうろう〉 

一〇代の思想形成/日本浪曼派/保田と満洲事変/昭和一〇年代の保田の魔力/『近代の終焉』/〝思想戦〟をたたかっていた/時局迎合のアジテーターではなかった/「誤認される原因の種子をみずから蒔いた」保田/堂々男子は死んでもよい/日本美術院院歌/禁忌の象徴/晦渋な文章ばかりではない/ヘルダーリンとの相似性/「アイロニーを解決するただ一つの方法」/国体思想は「変革の思想」/「欧化としての近代化」批判/三島の韜晦/謡曲の文体はつづれ錦/保田への素直な思い/三島を襲った精神的危機/忘却の所以/敗戦直後奈良の保田を見舞った三島/「保田與重郎ノート」/立原道造と日本浪曼派/絶望と精神的デカダンズ/『批評』昭和四三年夏季号/保田への愛憎(リーベ・ハーツ)/終生の友となった伊沢甲子麿/文学的出自のトラウマ/「会計日記」でわかる三島の鬱屈/〝浪曼的衝動〟/召集にまつわるそれぞれのふるまい/三島へのオマージュがちりばめられた『天の時雨』/「日本文学の持つ眩い光と、もっとも深い闇」/ヤマトタケルノミコト/保田と三島の結び目/滅びのあわれさ

第三章 黙契―蓮田善明 〈はすだぜんめい〉

田原坂公園の歌碑/「神風連のこころ」/『興国百首』/「神風連はひとつの芸術理念」/秘蔵されていた「花ざかりの森」直筆原稿/ペンネーム「三島由紀夫」/行方知れずになった原稿/原稿発掘の経緯/「三島由紀夫」誕生の瞬間/「てうど」/処女小説集『花ざかりの森』出版/種田山頭火との出会い/〈恋闕のこころ〉/「前に立てるもの」/運命的な黙契/激越な慷慨家/「自分の文章はきたなくて、きたなくて」/文学と行動/「日本人のいのちを大事に」/「夢野の鹿」/右手に軍刀を按じ、左手に古典/『鴎外の方法』と『仮面の告白』/『有心』/黄菊と蜜柑/戦後善明を忌避した伊東/〈みやびが敵を討つ〉/みやびあるこころ/「おらびうた」/靉靆の雲を慕う/安部公房と蓮田/「肉体と言葉をへだてる、底なしの奈落めがけて、あらたな跳躍をこころみようとしているのか」/「思想を自分に殉じさせた」/「その死の上に、時はとどまり、当分過去にはなってくれそうもない」/和歌は神随の国ぶり/詩的秩序による領略/『日本文学小史』第五章の重要さ/「次に私は、物語における文化の亭午について語らねばならない」/死に吾を死なしめた大津皇子/ひとたび叛心を抱いた者の胸を吹き抜ける風/蓮田と三島の古今観/行動の理念と言葉の理念の縫合/言葉だけしか信じられなくなった/紙屑になった現実/「雷」「雷鳴」「稲妻」/伊東静雄への屈折した想い/遺されたアポリア、〈日本への回帰〉/〝蓮田善明〟から見返されることになった三島/保田より蓮田に「結縁」/「如何に死すべきか」と「凶ごと」/保田與重郎と蓮田善明の究極の違い/「死ぬ時が恵まれていた」/「蓮田さんは知識人に怒っていたんだ」/「蓮田善明は、おれに日本のあとをたのむといって出征したんだよ」

おわりに
著者略歴
西 法太郎(ニシ ホウタロウ)
昭和31(1956)年長野県生まれ。 東大法学部卒。総合商社勤務を経て文筆業に入る。 著作に、『死の貌 三島由紀夫の真実』(論創社、2017年)。おもな寄稿に、「文藝春秋」(潮っ気にあふれた若者たちの魂よ)(三島由紀夫わが姉の純愛と壮絶自決現場)、「週刊新潮」(新資料発掘―歴史に埋もれた「三島由紀夫」裁判記録)(「影の軍隊」元機関長が語る「自衛隊」秘史)、「新潮45」(「A級戦犯靖国合祀」松平永芳の孤独)、「表現者」(三島由紀夫の処女作「花ざかりの森」肉筆原稿)(三島由紀夫―聖セバスチァンのポーズに籠めたもの)、「週刊ポスト」(歴史発掘スクープ 三島由紀夫「処女作」幻の生原稿独占入手)(三島由紀夫「封印された全裸像」)、『三島由紀夫研究⑱』鼎書房(MAKING OF 「花ざかりの森」)、「JAPANISM」(ノーベル賞受賞を巡る二人の作家のエピソード 川端康成と三島由紀夫『眠れる美女』へのこだわり)などがある。

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週刊コミタン! 2018/11/11号

最強呪族転生 ~魔術オタクの理想郷~(1) (アース・スターコミックス)
33歳独身女騎士隊長。 (フレックスコミックス)
ドロヘドロ (23) (BIC COMICS IKKI)
ドロヘドロオールスター名鑑完全版 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)
ないしょの京子姉さん (1) (サンデーうぇぶりSSC)
筋欲のカノジョ (1) (サンデーうぇぶりSSC)
死神坊ちゃんと黒メイド (4) (サンデーうぇぶりSSC)
白無垢さんはお嫁にゆきたい (1) (サンデーうぇぶりSSC)
セッちゃん (裏少年サンデーコミックス)
勇者たち (裏少年サンデーコミックス)
かわいい先輩と残業めし(1) (1) (アクションコミックス)
スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました(3) (ガンガンコミックスONLINE)
魔物たちは片付けられない(1) (ガンガンコミックスONLINE)
不覚にもきゅんときた(2) (KC デザート)
あかよろし 闇花札遊鬼譚 1 (マッグガーデンコミックス Beat'sシリーズ)
ヤオチノ乱(1) (アフタヌーンKC)
ゆるっとハンター☆ワンタンちゃん (アフタヌーンKC)
烏に単は似合わない(1) (イブニングKC)
乙女文藝ハッカソン(1) (イブニングKC)
葬送行進曲 (イブニングKC)
オーガの兄貴と奴隷ちゃん(1) (モーニング KC)
月とライカと吸血姫(1) (モーニング KC)
被虐男子 藤咲くん(1) (モーニング KC)
未熟なふたりでございますが(2) (モーニング KC)
妄想処刑人 不治よしこ(1) (it COMICS)
転生貴族の異世界冒険録 1 (マッグガーデンコミックス Beat'sシリーズ)
SHAMAN KING THE SUPER STAR(1) (マガジンエッジKC)
あまちんは自称♂(3) (マガジンエッジKC)
マズ飯エルフと遊牧暮らし(3) (マガジンエッジKC)
アタシのセンパイ: YKコミックス (ヤングキングコミックス)
フューリーズ 虚空の銀翼(1): YKコミックス (ヤングキングコミックス)
伊勢さんと志摩さん 1 (芳文社コミックス)
化物語(3) (KCデラックス)
男子高校生を養いたいお姉さんの話(2) (KCデラックス)
ブルーロック(1) (講談社コミックス)
私と師匠と影解きの旅(2)(プリンセス・コミックス)
キミは俺の推しじゃない(1)(プリンセス・コミックスDX)
switch (1) (少年サンデーコミックス)
劇場版アニメコミック名探偵コナン ゼロの執行人(上): 少年サンデーコミックス〔アニメ版〕 (少年サンデーコミックスアニメ版)
よるとあさの歌 Ec (バンブーコミックス Qpaコレクション)

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