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2018年6月15日発売

みずき書林

戦争社会学研究 第2巻 戦争映画の社会学

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内容紹介
大岡昇平による原作『野火』(一九五二年)。
市川崑による映画『野火』(一九五九年)、そして塚本晋也版『野火』(二〇一五年)。
同一作品は、表現形式によって、時代によっていかに変奏され、受容されるのか。
また、山本五十六の表現から『戦艦ヤマト』『この世界の片隅に』まで、娯楽作品において戦争はどのように表現され、消費されてきたのか。
社会学・歴史学・人類学のアプローチから、文学と映画に描かれた戦争を読み解く「特集1 戦争映画の社会学」。
「特集2 旧戦地に残されたもの」では、ニューギニアを舞台にした戦友会の活動、マーシャルでの朝鮮人軍属の問題、遺骨収集や戦後保障の問題を考える。
目次
特集1 「戦争映画の社会学」①『野火』の戦争社会学

『野火』の戦争社会学/山本昭宏
戦争映画の社会学のために/野上 元
「野火」に映る戦後/福間良明
『野火』の戦争社会学のために/成田龍一
『野火』にみる武蔵野の風景とフィリピンのゲリラ/青木 深
人肉食が起こりうる世界を物語るということ/松下優一

特集1 「戦争映画の社会学」②戦争娯楽映画の系譜
「戦争映画」の拡大領域/山本昭宏
戦争娯楽映画を読み解く/好井裕明
『宇宙戦艦ヤマト』から『君の名は。』へ/足立加勇
戦争遺産へのまなざし/濱田武士

特集2 旧戦地に残されたもの
旧戦地に残されたもの/西村 明
遺骨収集の「再開」と戦友会/中山 郁
旧帝国圏における日本人戦没者の遺骨処理問題/浜井和史
太平洋戦争期のマーシャル諸島での朝鮮人軍属/趙 誠倫
「戦争の記憶」の状態/キース・L・カマチョ

投稿論文
日本占領期ジャワにおける占領統治と衛生の確立/小林和夫

書評
戦争社会学の地平をめぐって:『戦争社会学―理論・大衆社会・表象文化』/若林幹夫
戦争の「神話化」と「平凡化」をジェンダー化する:『「戦争体験」とジェンダー:アメリカ在郷軍人会の第一次世界大戦戦場巡礼を読み解く』/南川文里
「被害者」の資料をいかに扱うか:『「慰安婦」問題の言説空間』/加島 卓
脱植民地化・脱軍事化のための歴史叙述に向けて:『戦禍を記念する―グアム・サイパンの歴史と記憶』/長島怜央
国家は死を管理できるか:『記憶と追悼の宗教社会学』/荻野昌弘

編集後記
著者略歴
戦争社会学研究研究会(センソウシャカイガクケンキュウカイ)
戦争と人間の社会学的研究を進めるべく、社会学、歴史学、人類学等、関連諸学の有志によって設立された全国規模の研究会。故・孝本貢(明治大学教授)、青木秀男(社会理論・動態研究所所長)の呼びかけにより2009年5月16日に発足し、以後、年次大会をはじめ定期的に研究交流活動を行っている。

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週刊コミタン! 2018/10/21号


連載記事

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