近刊検索 デルタ

2022年4月13日発売

学芸みらい社

出版社名ヨミ:ガクゲイミライシャ

ダ・ヴィンチ・システム

来たるべき自然知能のメチエ
ヒューマンフィールドワークス
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内容紹介
空前絶後の天才、レオナルド・ダ・ヴィンチ。いまだ解明されていない感覚と知の構想を膨大なデッサンと手稿から精緻に読みとく。
「私は自然から学ぶ」と言い、飛翔する鳥、洪水、回転式飛行機、人体解剖図と多彩なテーマでデッサンを描き、詳細な観察記録を残したダ・ヴィンチ。「運動」に最大の関心を向け、変化の中にその物の「個体性(そのものらしさ)」を探ったダ・ヴィンチの「自然知能の構想」を、人間の感覚・知性・経験を拡張するオートポイエーシス/システム論の牽引者が鮮やかに描きだす。
目次
■第Ⅰ章 見果てぬ構想──ダ・ヴィンチ・システム
1 同時代的な問いのウイング
2 思考・作業・経験──ダ・ヴィンチ・システム 1
3 ダ・ヴィンチの「注意能力」は何に向かっていたか──ダ・ヴィンチ・システム 2
4 エクササイズとしての経験──探求の方法論的な原理
■第Ⅱ章 生成するダ・ヴィンチ──主要草稿(1475~1519年)から
1 『トリヴルツィオ手稿』(1487~1491年、35~39歳)
2 『パリ手稿B』[アッシュバーナム手稿Iを含む](1487~1491年、35~39歳)
3 『パリ手稿A』[アッシュバーナム手稿Ⅱを含む](1492年、40歳)
4 『マドリッド手稿I』(1493~1500年、41~48歳)
5 『鳥の飛翔に関する手稿』(1506年、54歳)
6 『パリ手稿F』(1508年、56歳)
7 『ウィンザー手稿』(1475~1518年)
8 『水の研究』[素描集、第一篇、風景・植物・水の習作](1509~1513年、57~61歳)
9 『解剖手稿A』(1510年、58歳)
10 『絵画の書』(メルツィ編)
■第Ⅲ章 ダ・ヴィンチ的科学──人類史の不連続点
1 ダ・ヴィンチ的科学の特質
2 近代科学の前線
3 デュアル・リサーチへ
著者略歴
河本 英夫(カワモト ヒデオ kawamoto hideo)
1953年、鳥取県生。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了(科学史・科学基礎論)。現在、東洋大学文学部哲学科教授。専門は哲学・システム論・科学論。著書に『オートポイエーシス』『〈わたし〉の哲学』『哲学の練習問題』など多数、編著に『iHuman──AI時代の有機体-人間-機械』『見えない世界を可視化する「哲学地図」──「ポスト真実」時代を読み解く10章』など多数。
タイトルヨミ
カナ:ダヴィンチシステム
ローマ字:davinchishisutemu

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