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2020年5月29日発売

小鳥遊書房

出版社名ヨミ:タカナシショボウ

ジェンダーと身体 解放への道のり

解放への道のり
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内容紹介
身体、それは自由を賭けた戦いの場だ!

芸術、文学、映画、スポーツを通して
ジェンダーと身体をめぐる諸問題を読み解く

「本書の目的は、ジェンダーの諸問題とは、フェミニストと女性だけの懸案事項(ルビ:ビジネス)ではなく、芸術、文学、スポーツ、その他のメディアやエンターテイメントを含む文字通りの各種商業(商業の上にルビ:ビジネス)にも浸透しているという事実を示すことにある。ジェンダーに関する偏見や先入観は、性別や年齢、政治的信条に関わらず、誰もが何らかの形で日常的に触れ、無意識のうちに内面化し、消費している。」
(「 序―ジェンダー化された身体はどこへ向かうのか 」より)
目次
序―ジェンダー化された身体はどこへ向かうのか(川本 玲子)
  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Ⅰ 女性の身体――許される居場所とふるまい

第一章 19世紀ヨーロッパの音楽界における楽器と身体
     ――ピアニスト、クララ・シューマンの音楽活動を中心に(小岩 信治)

第二章 絵画が捉えた女性を取り巻く社会的変化
     ――エドガー・ドガとメアリー・カサットの作例から(小泉 順也)

第三章 「ポスト」新自由主義的ジェンダー再編
     ――『イン・ハー・シューズ』から『花子とアン』へ(早坂 静)

第四章 中国都市の「広場舞」の女性たち
     ――公共空間で踊ることの意味(南 裕子)

Ⅱ 男性の身体――期待されるパフォーマンス  

第五章 コミュ力時代の男たち
     ――障害、男性性、クリップ(河野 真太郎)

第六章 スポーツと「男性性の保護区」の変容(坂 なつこ)

第七章 フォード・マドックス・フォード『パレードの終わり』と男らしさの重圧(川本 玲子)

第八章 ラストベルトの生
     ――炭鉱と男性性の幻想(越智 博美)
         
Ⅲ 身体を超えて――想像力が切り開く可能性 

第九章 女形を通してみる江戸のジェンダー(柏崎 順子) 

第十章 共感と視線――ハナ・ギャズビ『ナネット』と未完の物語(川本 玲子)
 
第十一章 ケア労働と代理母出産の「ユートピア」(河野 真太郎)
著者略歴
川本 玲子(カワモト レイコ kawamoto reiko)
一橋大学経営管理研究科准教授 。東京大学大学院人文社会系研究科英語英米文学専門分野博士課程単位取得退学(文学修士)。 【主な業績】「認知をめぐる寓話—村上春樹「螢」を読む」(西田谷洋、浜田秀編著『認知物語論の臨界領域』[ひつじ書房、2012]所収、 「フォード・マドックス・フォード『善き兵士』(一九一五)信頼できない語り手と印象主義」(高橋和久・丹治愛編『二〇世紀「英国」小説の展開』[松柏社、2020]所収)
タイトルヨミ
カナ:ジェンダートシンタイ
ローマ字:jendaatoshintai

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