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2020年12月15日発売

小鳥遊書房

出版社名ヨミ:タカナシショボウ

【新編エドガー・アラン・ポー評論集】 ゴッサムの街と人々 他

+【論説】コロナ時代にニューヨーク作家ポーを読む
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内容紹介
ニューヨークが「マガジニスト・ポー」をいかに生み出したのかがわかる重要な幻のニューヨーク論「ゴッサムの街と人々」をはじめ、あの「黒猫」に付された序文「直感対理性」、そして科学的評論「貝類学序文」「ダゲレオ論」等これまで重要でありながら翻訳されてこなかったポーの知る人ぞ知る評論を、ポーのニューヨーク・コレラ禍を描いた「スフィンクス」論——「コロナ時代にニューヨーク作家ポーを読む」等、ポー新編・新訳を論文付きにてお届けします。
目次
訳者による序文――
幻のニューヨーク論『ゴッサムの街と人々』他
評論集本邦初訳の背景について
Ⅰ 『ゴッサムの街と人々――「コロンビア・スパイ」
への七つの手紙』( 一八四四)
・マボットによる序  
・『ゴッサムの街と人々――「コロンビア・スパイ」
への七つの手紙』
Ⅱ 「雑誌社という牢獄の秘密の告白」(一八四五)
Ⅲ 「直覚対理性――黒猫序文」(一八四〇)Ⅳ 「ダゲレオタイプ論1~3」(一八三九―四〇) 
Ⅴ 「貝類学の手引き序文」( 一八三九)
Ⅵ  「スフィンクス――謎の雀蛾」(一八四六)

【訳者論考】
一 ニューヨークがマガジニスト・ポーをつくった
 1.フィラデルフィアからニューヨークへ  2.ナッソー街のポー
 3.〈ニューヨーク・レター〉というジャンル  4. 評価と研究

二 超傑作「黒猫」の秘密
 1.ノンヒューマン・ストリーとしての「黒猫」  2.ドアを開ける猫
 3.プルートーのダゲレオ肖像画と怪物の現われ

三 コロナ時代にニューヨーク作家ポーを読む
 1.ポーの人生とパンデミック  2リバティベルと「赤死病の仮面」
 3.ポー的疫病譚の想像力の深み 
 4“The Sphinx” (Death’s-headed Sphinx、髑髏面型雀蛾)とは何か 
  5.髑髏と弔鐘
著者略歴
伊藤 詔子(イトウ ショウコ itou shouko)
広島大学名誉教授。環境文学とエコクリティシズム、ポーとソローと英米ロマン派研究者。著書、『アルンハイムへの道』、『ディズマルスワンプのアメリカンルネサンス』、『よみがえるソロー』『はじめてのソロー』。編著『エコトピアと環境正義の文学』、『エコクリティシズムの波を超えて--人新世の地球を生きる』等多数。翻訳ポー「アルアーラーフ」、ソロー『野生の果実』、ビュエル『環境批評の未来』等。日本ソロー学会顧問、ASLE、国際ポー学会名誉会員、日本ポー学会副会長、エコクリティシズム研究学会代表。
エドガー・アラン・ポー(エドガーアランポー edogaaaranpoo)
(1809年〜1849年)アメリカの作家、詩人。推理小説の祖とも言われる。主な作品に「アッシャー家の崩壊」、「黄金虫」、詩集『大鴉』など。
タイトルヨミ
カナ:シンペンエドガーランポーヒョウロンシュウゴッサムノマチトヒトビトホカ
ローマ字:shinpenedogaaranpoohyouronshuugossamunomachitohitobitohoka

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