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2021年2月26日発売

小鳥遊書房

出版社名ヨミ:タカナシショボウ

「感想文」から「文学批評」へ

高校・大学から始める批評入門
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内容紹介
「この作品の面白さを誰かに伝えたい!」
そう思ったら、本書を開いてみてください。
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大学は「感想文」では許されない
レポートや論文を書くことが要求されます。
大学の文系学部を意識している高校生にも
「文学批評」の基礎からわかる本書をお勧めします!
目次
はじめに

序章 文学批評には「型」がある?
◉批評の型をまねる
◉文学批評の六つの型

第一章 作品を生み出す「作家」に注目してみよう
          ーー作家論と近代文学批評の誕生
◉作家論と近代
◉伝記的批評
◉風土的批評
◉作品論的批評
◉作者の死
◉「作者の死」以降の作家論
◉ハーシュの作家論
◉岐路に立つ作家論

第二章 「作品」は社会や作家から独立できるのか?
       ーー伝統社会の崩壊とニュークリティシズム
◉詩は感情に訴える
◉ニュークリティシズムの誕生
◉ニュークリティシズムのマニフェスト
◉ニュークリティシズムの実践例
◉ニュークリティシズムの限界
◉二一世紀以降のニュークリティシズム

第三章 すべての作品には共通するシステムがある?
        ーーニュークリティシズムから構造主義へ
◉構造主義のはじまり
◉ソシュールから構造主義へ
◉構造主義の実践例
◉ロラン・バルトによる物語の構造分析
◉構造主義の限界

第四章 言葉には「声」がある
        ーーイデオロギー批評の逆襲
◉マルクス主義—イデオロギー批評の古典
◉マルクス主義批評の実践例
◉マルクス主義批評の停滞
◉マルクスからポスト・マルクスへ
◉フェミニズム批評
◉フェミニズム批評の実践例
◉ポストコロニアル批評
◉ポストコロニアル批評の実践例
◉イデオロギー批評の現在と問題点

第五章 読者がいなければ、作品は存在しない?!
        ーーマルクス主義批判から読者論へ
◉ヤウスの読者論
◉読者論の実践例—『ごん狐』批評①
◉イーザーの読者論
◉読者論の実践例—『ごん狐』批評②
◉フィッシュの読者論
◉読者論の限界

第六章 作品と読者を取り巻く環境も考える
        ーー文学におけるメディア論
◉メディア論とは何か
◉文学におけるメディア
◉作家の人生を左右する出版メディア
◉純文学から通俗小説へ
◉メディアの多重奏
◉マルチメディアとしての文学
◉メディア消費の空間論

終章 文学批評の存在意義はどこにある?
◉文学は批評できない?
◉文学批評の起源
◉大いなる矛盾
◉ヒュームの批評論
◉文学の価値基準は存在しない
◉文学批評の可能性
◉文学批評の社会的意義

おわりに
主要参考文献(本文で紹介された文献以外に参考にした書籍)
著者略歴
小林 真大(コバヤシ マサヒロ kobayashi masahiro)
山形県生まれ。早稲田大学国際教養学部卒業。 現在インターナショナルスクールにて国際バカロレアの文学教師を勤める。2015 年に IB Diploma Japanese A: Literature Category 1 Workshop 修了。 2019 年に IB Diploma Japanese A: Literature Category 2 Workshop 修了。 また、オンラインで海外の生徒への指導もおこなっている。 著書に『文学のトリセツー「桃太郎」で文学がわかる!』(五月書房新社、2020年)がある。 ホームページ:https://www.ibjapanese.com
タイトルヨミ
カナ:カンソウブンカラブンガクヒヒョウヘ
ローマ字:kansoubunkarabungakuhihyouhe

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