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2021年6月17日発売

花鳥社

藤原頼宗集 師実集 全釈

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内容紹介
道長亡き後、摂関家重要人物二人の家集

藤原道長の次男で、頼通の弟である頼宗の家集「入道右大臣集」と、頼通の子である師実の家集「京極大殿御集」の全訳注。
栄花物語研究の最新成果も取り込み、物語には描かれない摂関家の姿を、和歌という生の資料から生き生きとよみがえらせる。

藤原頼宗(993〜1065)は、道長の次男で、右大臣まで登りつめた権門歌人の筆頭である。後朱雀・後冷泉朝期に兄である関白頼通を政治と文化の両面において支えた一人であった。歌人としての評価も高く、勅撰集入集歌は非常に多い。後世、和歌史上無視できない歌人として認識もされていた。

藤原師実(1042〜1101)は、頼通の末子であったが、白河天皇時代に関白となった。院政期へと大きく変わりゆく時代に、道長・頼通につづき、摂関家らしい文化人として、源経信、大江匡房、藤原範永、あるいは肥後や康資王母など、当時を代表する歌人たちを擁し、師実歌壇ともいうべきものを形成していた。
目次
藤原頼宗「入道右大臣集」

藤原師実「京極大殿御集」

解説
Ⅰ 歌人頼宗とその集……久保木哲夫
一 歌人としての頼宗
二 国宝「入道右大臣集」と頼宗集の伝本
三 頼宗集の内容
四 権門歌人頼宗
五 「憎いけながら思ふ事をばいひとほせり」

Ⅱ 頼宗の立場とその役割 付、法華経二十八品歌……加藤静子
一 はじめに
二 頼宗と母源明子
三 頼宗、関白頼通・女院彰子に近侍して
 1 女院彰子との関係
 2 関白頼通との関係
四 法華経二十八品歌——頼宗にいたるまで——
 1 法華経二十八品歌、法華経題詩
 2 頼宗までの法華経二十八品歌

Ⅲ 「京極大殿御集」の出現……久保木哲夫
一 伝俊頼筆断簡と完本
二 師実の詠歌
三 師実集の成立と性格

Ⅳ 末っ子の関白、藤原師実……加藤静子
一 はじめに
二 関白頼通の実子たち
三 師実関白への道、摂関としての役割
四 関白師実と白河天皇との間

参考文献
系図(天皇・頼宗・師実関係)
年表(頼宗・師実関係)
登場人物索引
和歌初句索引
あとがき
著者略歴
久保木 哲夫(クボキ テツオ kuboki tetsuo)
東京教育大学文学部卒業。都留文科大学名誉教授。 主な編著書 『四条宮下野集 本文及び総索引』(1970、笠間書院) 『平安時代私家集の研究』(1985、笠間書院) 『完訳日本の古典 無名草子』(1987、小学館) 『伊勢大輔集注釈』(1992、貴重本刊行会) 『康資王母集注釈』(共、1997、貴重本刊行会) 『新編日本古典文学全集 無名草子』(1999、小学館) 『肥後集全注釈』(共、2006、新典社) 『折の文学 平安和歌文学論』(2006、笠間書院) 『古筆と和歌(編、2008、笠間書院) 『出羽弁集新注』(2010、青簡舎) 『うたと文献学』(2013、笠間書院) 『範永集新注』(共、2016、青簡舎) 『伝行成筆 和泉式部続集切 針切相模集新注』(2018、青簡舎)
加藤 静子(カトウ シズコ katou shizuko)
東京教育大学大学院博士課程退学。文学博士。都留文科大学名誉教授。 主な編著書 『新編日本古典文学全集 大鏡』(共、1996、小学館) 『王朝歴史物語の生成と方法』(2003、風間書房) 『王朝歴史物語の方法と享受』(2011、竹林舎) 『王朝歴史物語の構想と展望』(共編、2015、新典社)  『範永集新注』(共、2016、青簡舎)
タイトルヨミ
カナ:フジワラヨリムネシュウモロザネシュウゼンシャク
ローマ字:fujiwarayorimuneshuumorozaneshuuzenshaku

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花鳥社の既刊から
小林とし子/著
久保木哲夫/著 加藤静子/著
小町谷照彦/著 倉田実/責任編集
島内景二/著
風土記研究会/編

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