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12月24日発売予定

聖学院大学出版会

近代日本のキリスト者――その歴史的位相

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内容紹介
本書ではまず、近代日本のキリスト者を通底する「天皇と日本をめぐる精神史」について、柏木義円や住谷天来といった明治のキリスト者と、「教育勅語」に醸成された後続世代を重ねて問い、その異同を時代の中で解き明かす。次に「『地の塩』の群像」として、新渡戸稲造・内村鑑三門下の「社会派官僚」で、民衆に根ざす政治を志向した川西実三、またキリスト教界が挙げて国家に同調した戦時中、非戦・平和を貫いたことで敗戦直後の矢内原忠雄が高く評価した二瓶要蔵、さらに元売春女性で心身の障碍に苦しむ人の保護に尽力した牧師・深津文雄を取り上げて、彼らに対し初めての本格的な考察を試みる。最後に、政治学者の南原繁や旧約聖書学者の関根正雄ら昭和10年代を生きたプロテスタントをとらえた「『日本的基督教』という磁場」に焦点を当て、託された課題意識を批判的に継承すべく問い質すとともに、西田哲学とキリスト教という現代的な問題群に関しても、戦後思想史における一無教会キリスト者の軌跡をふまえ内在的に精査する。かくして浮かび上がるキリスト者の相貌を積み重ねていくことで、近代日本思想史ならびに日本プロテスタント史に新たな視角を提示する。
目次
第1章 近代日本のキリスト者と〈自由〉の位相─柏木義円と「天皇の赤せき子し 」論
第2章 住谷天来の〈抵抗〉とその志
第3章 南原繁の精神史的考察─その国民的使命観をめぐって
第4章 川西実三の視座─新渡戸・内村門下の「社会派官僚」をめぐる一考察
第5章 二瓶要蔵の信仰と思想
第6章 晩年の住谷天来─その志を支えた世界をめぐる一考察
第7章 深津文雄の思想と行動─「いと小さく貧しき者に」
第8章 南原繁の「日本的キリスト教」構想
第9章 関根正雄における「日本的基督教」とその射程
第10章 戦後無教会キリスト教と西田哲学─量義治と「日本的基督教」
著者略歴
村松晋(ムラマツススム muramatsususumu)
村 松  晋 (むらまつ・すすむ) 1970年生まれ。長野県出身。1993年3月埼玉大学教養学部歴史学コース卒業。2000年3月筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科史学専攻修了、博士(文学)。 東京都立航空工業高等専門学校、東京家政学院筑波女子大学各非常勤講師を経て、2004年4月聖学院大学人文学部日本文化学科専任講師。2008年4月同准教授。2013年4月より同教授。専攻は近代日本思想史・精神史、日本プロテスタント史。 [著書]『三谷隆正の研究――信仰・国家・歴史』刀水書房、2001年。『近代日本精神史の位相――キリスト教をめぐる思索と経験』聖学院大学出版会、2014年。 [分担執筆]千葉眞編著『平和の政治思想史』おうふう、2009年。梅津順一、小野塚知二編著『大塚久雄から資本主義と共同体を考える』日本経済評論社、2018年。
タイトルヨミ
カナ:キンダイニホンノキリストシャーーソノレキシテキイソウ
ローマ字:kindainihonnokirisutoshaaーsonorekishitekiisou

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聖学院大学出版会の既刊から
ReinholdNiebuhr/著 髙橋義文/翻訳 柳田洋夫/翻訳
松原望/著
もうすぐ発売(1週間以内)
双葉社:十条アラタ 
PHP研究所:田牧大和 
KADOKAWA:サラブレ編集部 
集英社:出水ぽすか 白井カイウ 
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