近刊検索 デルタ

2019年7月19日発売

立案舎

出版社名ヨミ:リツアンシャ

すごい詩人の物語

山之口貘詩文集 人生をたどるアンソロジー
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内容紹介
山之口貘(1903-1963)。近代・現代を代表する沖縄生まれの詩人。人は、放浪詩人、貧乏詩人、風刺詩人、宇宙詩人、そして、精神の貴族……と呼んだ。

本書は、生涯に198篇しか残さなかった寡作の詩人の作品から135篇を選び、その人生をたどるようにして、5章からなるアンソロジーを編みました。類書と比べ詩の収録数が多いことに加え、一篇一篇の詩を丁寧に扱った美しいレイアウトも特長です。詩論「詩とはなにか」をはじめ、詩の生まれた背景が独自の文体で描かれた自伝的小説3篇が収録されているのも、本書ならではの特典。
目次
詩論「詩とはなにか」

第一章 住所不定

晴天


求婚の広告
若しも女を摑んだら
現金
唇のやうな良心
萌芽
立ち往生
自己紹介
食人種
大儀
無題
疲れた日記
妹へおくる手紙
賑やかな生活である
青空に囲まれた地球の頂点に立つて44
解体

光線
生きてゐる位置
挨拶
無機物
マンネリズムの原因
食ひそこなつた僕
存在
僕の詩
数学
再会
来意

転居
士族
鼻のある結論
襤褸は寝てゐる
上り列車
世はさまざま

天から降りてきた言葉


第二章 結婚と暮らし

友引の日
思ひ出

喪のある景色
生きる先々
曲り角
兄貴の手紙
土地1
土地2
土地3
疎開者
縁側のひなた
ミミコ
ミミコの独立
ヤマグチイズミ
闇と公

汽車
初夢
編上靴
常磐線風景

親子
相子
たねあかし
税金のうた
借金を背負って
博学と無学
人の酒
ぼすとんばっぐ
借り貸し

彼我
珈琲店
右を見て左を見て
鹿と借金
自問自答
柄にもない日
萎びた約束
年越の詩うた
処女詩集
玄関
紳士寸感
芭蕉布
口のある詩
十二月
石に雀

酔漢談義
ろまんす・ぐれい
月見草談義
表札
かれの奥さん
十二月のある夜
ある家庭
首をのばして
桃の花
ひそかな対決
野次馬


第三章 故郷沖縄

沖縄よどこへ行く
おさがりの思い出
耳と波上風景
がじまるの木
不沈母艦沖縄
基地日本
沖縄風景
島での話
正月と島

島からの風
弾を浴びた島


第四章 戦争風刺

思辨
弾痕
夢を見る神
応召
かれの戦死
ねずみ

雲の上


第五章 歌になった詩

ものもらひの話
生活の柄
夜景

第一印象
玩具
会話
座蒲団
紙の上
結婚
深夜
告別式
鮪に鰯
歯車

たぬき
頭をかかえる宇宙人


小説三篇

詩人便所を洗う
詩人の結婚
詩人の一家


年譜


娘より、そして、ファンより

沖縄県と父・など 山之口泉
ムコウノヒト 高田漣
貘の詩とお金 宇田智子
著者略歴
山之口貘(ヤマノクチバク yamanokuchibaku)
山之口貘(やまのくち ばく) 1903年~1963年。沖縄生まれの詩人。1938年、第1詩集『思辨の苑』。1940年、第2詩集『山之口貘詩集』。1958年、『定本 山之口貘詩集』で第2回高村光太郎賞受賞。1963年、59歳で永眠。死の直前、詩業に対し沖縄タイムス賞が授与される。1964年、遺稿詩集『鮪に鰯』刊行。1975(~1976)年、『山之口貘全集』(全4巻)刊行、近年では、2013年に『新編 山之口貘全集』が刊行されている。
タイトルヨミ
カナ:スゴイシジンノモノガタリ
ローマ字:sugoishijinnomonogatari

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