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2020年6月30日発売

明誠書林

特高警察体制史 増補新装版

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内容紹介
戦前・戦中期に存在した「特高警察」といえば、拷問やスパイによる共産主義思想の弾圧がすぐに想起される。そして、大本教やキリスト教などに対する宗教弾圧や自由主義・民主主義に対する弾圧もよく知られている。それらの弾圧を遂行する特高警察はどのような機構(組織)を持ち、どのように拡充整備されていったのか、また特高警察は各段階の社会運動の状況に応じてどのような抑圧取締の態勢や方針をとり、実際にどのように抑圧取締を遂行したのか。
本書は、特高警察の構造を歴史的・実態的に明らかにし、さらに社会運動から国民生活全般に及んだ特高警察による抑圧取締の実際を明らかにする。
また本書は、1984年刊行の初版から、第二章の2頁分を書き改め、さらに数か所で簡単な修正・追加を行い、新たな史料の存在を知ったことから得た知見を、各章末に補注として付け加えた。また2編を補論として収録した。
*本書は『特高警察体制史―社会運動抑圧取締の構造と実態』(増補版、せきた書房、1988年)を底本とし、今回研究成果の更新として「補記」を加えると共に用字用語の見直しを行いました。
目次
序説 課題と視角
第1章 特高警察前史―民権運動抑圧から社会主義運動抑圧へ
(第1節:国事警察の成立、第2節:高等警察の展開、第3節:「特高警察」の始動)
第2章 特高警察体制の形成―社会運動抑圧の成功から再編へ
(第1節:「冬の時代」下の抑圧取締、第2節:1920年代前半の抑圧取締)
第3章 特高警察体制の確立―治安維持法成立から特高警察大拡充へ
(第1節:治安維持法の成立と抑圧取締、第2節:特高警察機構の確立、第3節:視察取締態勢の確立)
第4章 特高警察体制の展開―社会運動の全面的逼塞化へ
(第1節:1930年前後の特高警察、第2節:非常時下の特高警察)
第5章 特高警察体制の肥大化―国民生活・思想の監視と統制
(第1節:二・二六事件後の特高警察、第2節:日中戦争全面下の特高警察、第3節:太平洋戦争下の特高警察)
第6章 特高警察体制の「解体」―社会運動抑圧の連続性
(第1節:敗戦後の特高警察、第2節:特高警察体制の「解体」、第3節:公安警察への継承)
補論1 「大礼」警備と特高警察
補論2 「農村青年社」事件と治安当局
あとがき
特高警察体制史年表
索引
著者略歴
荻野富士夫(オギノフジオ oginofujio)
1953年、埼玉県生まれ。1982年、早稲田大学大学院文学研究科後期課程修了。1987年より小樽商科大学勤務。2018年より小樽商科大学名誉教授。主な著書に『戦後治安体制の確立』(岩波書店 1999年)『思想検事』(岩波新書 2000年)『特高警察』(岩波新書 2012年)『日本憲兵史』(日本経済評論社、2018年)『よみがえる戦時体制』(集英社新書、2018年)。
タイトルヨミ
カナ:トッコウケイサツタイセイシゾウホシンソウバン
ローマ字:tokkoukeisatsutaiseishizouhoshinsouban

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