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内容紹介
特集は「太宰府再考」。元号「令和」の公表以来、太宰府は全国レベルに格上げされた。『万葉集』(巻五)梅花の宴序から採用された「令和」は、遠のみかど太宰府を聖地に変えたが、元々太宰府は奈良の都に次ぐ大都市だった。現在でも市域の15%が史跡である太宰府の古代から近代に至る歴史を再考し、〈令和の聖地〉を多角的に立体的に具象的に、歴史研究の手法で復元する。
【特集】大伴旅人の館跡(大宰帥公邸)を探る/北野天満宮の伝説を考察する/幕末太宰府と志士 松屋・栗原孫兵衛/案外わがままだった太宰府の五卿:御笠郡乙金村の大庄屋・高原家の記録/太宰府の史跡と絵葉書、ほか
目次
絵葉書でたどる福岡の歴史⑲ 太宰府の絵葉書(石瀧豊美)
【巻頭言】中国時代劇の指切りと鳩杖(石瀧豊美)
【特集】太宰府再考
 [特集にあたって]
 大伴旅人の館跡(大宰帥公邸)を探る(赤司善彦)
 北野天満宮の伝説を考察する(浦辺 登)
 幕末太宰府と志士 松屋・栗原孫兵衛(竹川克幸)
 案外わがままだった太宰府の五卿:御笠郡乙金村の大庄屋・高原家の記録(石瀧豊美)
 絵葉書でたどる福岡の歴史【番外】太宰府の史跡と絵葉書(石瀧豊美)
 史料紹介:没後五十年、光頭無毛文化財・田中諭吉「その日その日 昭和五年日記」を読む:太宰府天満宮「鷽替え・鬼すべ」取材の日記より(田中美帆)
 百済紀行(下):日韓交流の記憶を求めて(師岡司加幸)
【論文】
 杉山茂丸の対中国観:寺内正毅宛書翰を手がかりとして(坂上知之)
【研究ノート】
 九州に渡った島村氏:浦上家宿老・島村氏の研究㈢(島村 豊)
 城と道:月隈丘陵に所在する山城の例から考える⑴(山崎龍雄)
 西暦四〇〇年前後の倭国と大倭国の動向:『日本書紀』巻第七、巻第八、巻第九は語る(中村修身)
 福岡藩慶長期分限帳の成立年代(大林憲司)
 朝鮮通信使・相島の客館の謎:吉村恕助と有待亭、亀井南冥・昭陽との関わりを中心に(今村公亮)
 地方労働運動分析:大分県中央タクシー争議より(濱田周作)
【覚書】福岡城むかし探訪館 福岡城模型ものがたり(西田 博)
【随想】古文書蒐集折々譚 その4:晴れたり降ったり(宮 徹男)
追悼 高嶋正武氏 郷土愛と「民ヲ親ニス」の志(竹川克幸)
朝鮮通信使ユネスコ登録二周年シンポジウム報告─朝鮮通信使の歴史 多角的に─(今村公亮)
短信往来▼今村公亮/河本信雄/島村 豊/西田 博/藤野辰夫/山下龍一
会員の本の紹介/例会卓話記録/編集後記
著者略歴
福岡地方史研究会(フクオカチホウシケンキュウカイ fukuokachihoushikenkyuukai)
福岡地方史研究会は、1962年の発足。福岡にあって地方史や郷土史に関心を持つ人々によって結成された、民間の自主的な研究団体。発足以来、学界と在野の交流によって相互に情報を交換し、会員個々が研究を重ね研鑽を積む。研究テーマは地方史に限らず、広く文化史・社会史・民俗学に及び、対象となる時代も原始・古代・中世・近世・近現代と各時代の研究者が所属。有志による「古文書を読む会」の活動は『福岡藩朝鮮通信使記録』の刊行に結実し、2001年2月、福岡県文化賞を受賞。月1回の定例研究会を開き、年1冊会報(本誌)を発行する。
タイトルヨミ
カナ:フクオカチホウシケンキュウダイゴジュウハチゴウ
ローマ字:fukuokachihoushikenkyuudaigojuuhachigou

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