近刊検索 デルタ

2021年10月1日発売

花乱社

出版社名ヨミ:カランシャ

大樟の里/田舎日記

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内容紹介
《田舎日記シリーズ第5弾》
京築の豊かな文化的土壌から生まれた
郷土の遺産、嶋田家の〈書・絵・短歌〉と
光畑浩治「田舎日記」エッセイ108話のコラボ。

大樟の里で暮らす嶋田家。「小笠原藩主とともに逃げ延びた一族」である明治生まれの嶋田徳三さんは、下枝董村の流れを汲む「かずら筆」で書を書き、“大樟の画家”として知られる息子・嶋田隆さんは、樹齢1900年「本庄の大樟」(築上町、国指定天然記念物)を80年にわたって描き続け、そして妻・洋子さんは豊かな自然を背景に「暮らしの歌」を詠んだ。──今回収録した三者それぞれの表現と108話のエッセイは、郷土への深い想いに彩られている。
★書10点、絵55点カラー掲載/表紙写真:野元 桂/題字:棚田看山
著者略歴
嶋田 徳三(シマダトクゾウ shimadatokuzou)
1890(明治23)~1982(昭和56)年。 福岡県築上郡築上町本庄にて,父嶋田虎鎚,母井口エイの長男として生まれる。母と共に呉服屋「井ノ口商店」を営む。1952(昭和27)年まで上城井村の村会議員を務める。39歳のとき妻(稲垣ハル)が病没。男手一つで6人の子を育てる。書道は生涯の趣味で,後年はかずら筆で揮毫。「徳水」と号す。
嶋田 隆(シマダ タカシ shimada takashi)
1916(大正5)~2010(平成22)年。 福岡県築上郡築上町本庄にて,父嶋田徳三,母ハルの長男として生まれる。小倉師範学校専攻科卒業。若松市修多羅小学校,椎田国民学校,城井中学校などで美術と数学を教える。国の天然記念物「本庄の大樟」に魅せられ,生涯を通して描き続ける。「楠水」と号し書道にも親しんだ。著書=『嶋田隆作品集』(野元千寿子・藤原千佳子編,2004年)
嶋田 洋子(シマダ ヨウコ shimada youko)
1920(大正9)年~2000(平成12)年。 佐賀県東松浦郡にて,父江崎又吉(三菱炭鉱勤務),母スエノの二女として生まれる。福岡女子師範学校卒業。父の転勤に伴い,下山田小学校,朳小学校,香春小学校などで教鞭をとる。隆と結婚後は寒田小学校,上城井小学校勤務。結婚前の呼び名「比呂」として歌を詠んだ。著書=『みぞそば 嶋田洋子歌集』(早蕨文庫,2008年)
光畑 浩治(コウハタコウジ kouhatakouji)
1946(昭和21)年12月5日,福岡県行橋市に生まれる。 1965年,福岡県立豊津高等学校卒業。1968年,行橋市役所に入所。総務課長,教育部長などを経て,2007(平成19)年に退職。著書=『ふるさと私記』(海鳥社,2006年),『平成田舎日記』(花乱社,2019年),『令和田舎日記』(同,2020年),編著=『句碑建立記念 竹下しづの女』(私家版,1980年),共著=『ものがたり京築』(葦書房,1984年),『京築文化考1~3』(海鳥社,1987~93年),『京築を歩く』(同,2005年),『田舎日記・一文一筆』(花乱社,2014年),『田舎日記/一写一心』(同,2016年)
タイトルヨミ
カナ:オオクスノサトイナカニッキ
ローマ字:ookusunosatoinakanikki

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