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2020年9月22日発売

クオン

出版社名ヨミ:クオン

オルレ 道をつなぐ

道をつなぐ
はじまりの人
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内容紹介
その道は、韓国・済州から九州、東北へ繋がり、
さらに海を越えていく――。

民主化運動から「済州オルレ」まで
ソ・ミョンスクの激動の人生!

家々の庭先から村の通りへとのびる小道、それを済州島では「オルレ」と呼ぶ。
暮らしとともにあるその道は、私的空間と公的空間を結ぶ道でもあった。
2007年、歩くことに魅せられたひとりの女が
トレッキングコースに「済州オルレ」という名をつけた。

オルレのひとつずつは細く短くもあったが、
それらが少しずつつながることによって
誕生から5年で、島を一周できるまでになった。
女ひとりではじめたつもりだったが、
いつしか家族を巻き込み、
気づくと済州海洋警察や西帰浦市庁を動かしていた。
アショカ財団が選定する、社会に変革をもたらす
〈世界有数の社会起業家〉である
アショカ・フェローにも、韓国ではじめて選ばれた。
オルレはやがて海を越えて日本へとわたり、
2012年には九州オルレ、2018年には宮城オルレが誕生した。
その地ならではの風土、海山の姿、人の温もりとともに歩くオルレに、
今日も多くの人が集い、汗を流し、風に吹かれている。

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〈はじまりの人〉は新しい発想と実行力で
私たちの人生をより豊かにしてくれた人々を紹介する、
クオンのノンフィクション・シリーズです。
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目次
CHAPTER 1 済州の娘
CHAPTER 2 激動の渦
CHAPTER 3 次なるステージ
CHAPTER 4 歩く人
CHAPTER 5 道をつなぐ
CHAPTER 6 声なき声
CHAPTER 7 オルレ旋風
あとがき
訳者あとがき
著者紹介
訳者紹介

カバー裏面:済州島オルレマップ一覧
著者略歴
徐明淑(ソ ミョンスク so myonsuku)
1957年、済州生まれ。 高麗大学教育学科在学中、緊急措置九号違反の嫌疑で連行され、拘禁・監獄生活を送る。 出所後、奇岩ウェドルゲ近くの「嵐が丘」と名づけた岩場によく座って、心を慰めた。その経験は、のちに済州オルレをつくるきっかけとなった。 収監歴のため正社員としては雇用されず、フリーライターとして働く。その後、1983年に記者生活をスタート。時事週刊誌『時事ジャーナル』やインターネット新聞『オーマイニュース』の編集長などを歴任し、二三年間、メディア業界に身を置く。 2007年、済州オルレをつくる。現在、社団法人済州オルレ理事長を務める。済州オルレの成功神話は、韓国のみならず世界中の注目を集め、社会起業家の最高の栄誉とされるアショカ・フェローに韓国ではじめて選ばれた。 著書に、済州オルレの夢と情熱をつづった『제주 올레 여행』、オルレスピリッツをまとめた『꼬닥꼬닥 걸어가는 이 길처럼』、世界の食を盛り込んだエッセイ『식탐』、8年にわたって済州の海女を取材した『숨, 나와 마주 서는 순간』などがある。
姜信子(キョウ ノブコ kyou nobuko)
訳者:姜信子 1961年、神奈川生まれ。 著書に『棄郷ノート』(作品社)、『ノレ・ノスタルギーヤ』『ナミイ! 八重山のおばあの歌物語』『イリオモテ』(岩波書店)、『生きとし生ける空白の物語』(港の人)、『声千年先に届くほどに』『現代説経集』(ぷねうま舎)、『平成山椒太夫 あんじゅ、あんじゅ、さまよい安寿』(せりか書房)など多数。 訳書に、李清俊『あなたたちの天国』(みすず書房)、カニー・カン『遥かなる静けき朝の国』青山出版社)、ピョン・ヘヨン『モンスーン』(白水社)、チョン・ジョンファ『長江日記 ある女性独立運動家の回想録』(明石書店)、ホ・ヨンソン他、詩集『海女たち』(新泉社)。編著に『死ぬふりだけでやめとけや 谺雄二詩文集』(みすず書房)、『金石範評論集I』(明石書店)など。 2017年、『声 千年先に届くほどに』で鉄犬ヘテロトピア文学賞受賞。
牧野美加(マキノ ミカ makino mika)
訳者:牧野美加 1968年、大阪生まれ。釜慶大学言語教育院で韓国語を学んだ後、新聞記事や広報誌の翻訳に携わる。 第1回「日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」最優秀賞受賞。 訳書にカン・ヒョンギョン著『バニトレ! バベバニの奇跡の10日間ダイエット』(PHPエディターズ・グループ)、共訳書にチェ・ウニョン『ショウコの微笑』(クオン)。 2008年より韓国在住。
タイトルヨミ
カナ:オルレ
ローマ字:orure

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