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2021年10月26日発売

クオン

出版社名ヨミ:クオン

鄭芝溶詩選集 むくいぬ

CUON韓国文学の名作
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内容紹介
「1935年に『鄭芝溶詩集』が出版された時、
朝鮮の詩は大きな転機を迎えた。
近代と現代を敢えて分けるなら、
ここから現代詩の時代に入ったと言っていいだろう」
(訳者解説より)

同志社大学在学中、北原白秋にその才能を称賛された鄭芝溶は、やがて母国の言葉で近代人の感情を繊細に描いた『鄭芝溶詩集』(1935年)で韓国詩壇を熱狂させ、尹東柱など多くの人々に影響を与えた。
代表作以外に、留学時代の思い出を綴ったエッセイも収録した詩選集。
目次
『鄭芝溶詩集』( 詩文学社、1935)より

『白鹿潭』( 文章社、1941)より

未収録詩篇

韓国語エッセイ

日本語作品
 散文詩
 エッセイ

訳者解説

鄭芝溶年譜
著者略歴
鄭芝溶(チョン ジヨン chon jiyon)
鄭芝溶=著 清北道沃川生まれ。 徽文高等普通学校卒業後、1923年から同志社大学に留学、予科を経て英文科を卒業した。 早くから北原白秋に私淑し、留学中に白秋主宰の雑誌『近代風景』に日本語詩を投稿して掲載されたこともある。 徽文高普教師、梨花女子大学教授、京郷新聞主幹などを歴任。 『文章』誌では詩部門の選者として有望な新人を発掘し、京都で洗礼を受けて以来、カトリック教会関係の仕事にも尽力した。 朝鮮戦争中に行方不明になり、その頃死亡したと思われる。 感覚的な言語で近代人の心理を繊細に描いた芝溶の詩は1930年代後半の詩壇に圧倒的な影響力を与えたが、韓国では彼が〈越北〉したとして作品は1988年まで発禁処分を受けていた。 詩集『鄭芝溶詩集』『白鹿潭』のほか、エッセイ集『文学読本』『散文』がある。
吉川凪(ヨシカワ ナギ yoshikawa nagi)
吉川凪=訳 仁荷大学国文科大学院で韓国近代文学を専攻。文学博士。 著書に『朝鮮最初のモダニスト鄭芝溶』、『京城のダダ、東京のダダ─ 高漢容と仲間たち』、訳書に申庚林詩選集『ラクダに乗って』、谷川俊太郎・申庚林『酔うために飲むのではないからマッコリはゆっくり味わう』、呉圭原詩選集『私の頭の中まで入ってきた泥棒』、金恵順詩集『死の自叙伝』などがある。 金英夏『殺人者の記憶法』で第四回日本翻訳大賞受賞。
タイトルヨミ
カナ:チョン ジヨン シセンシュウ ムクイヌ
ローマ字:chon jiyon shisenshuu mukuinu

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