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2021年3月1日発売

郁洋舎

改訂 環境構成の理論と実践〜保育の専門性に基づいて

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内容紹介
保育者にとって最も重要な専門的技術の一つである「環境構成」を学び、実践に活かすための必読書です。

保育者がもつ専門性には、主に「環境構成」「関わり」「保育内容の展開」「子ども・集団の把握と理解」「保育のマネジメント」があります。そのなかでも環境構成の技術には、保育を大きく変える力があります。本書は、「環境構成に関する実践知・経験知」の言語化・理論化を図ったものです。

環境構成の理論と実践の両方の視点から解説します。理論を具体化する図解と、全国各地の保育環境を紹介する写真をオールカラーで展開します。環境構成がなぜ必要か、環境構成とは何か、そして、遊びと生活にどのように影響をあたえるのか、子どもの発達に応じた環境づくりはどうすればいいのか、丁寧に説明します。

本書は、2014年に出版した高山静子著『環境構成の理論と実践〜保育の専門性に基づいて』(エイデル研究所)に、新たな知見を加え、幼稚園教育要領や保育指針の改訂内容を反映し、写真の差し替えや図表等の修正を行って、刊行するものです。
目次
はじめに

第1部 理論編

第1章 環境構成の必要性
1 乳幼児期の特性と環境構成の重要性
(1)環境とつながる心
(2)乳幼児の行動を左右する環境
(3)子どもの遊びを引き出す保育環境
(4)五感と身体を通して学ぶ乳幼児
(5)子どもの経験を左右する環境
2 子どもの人格形成と保育環境
(1)子どもの暮らしの場としての保育環境
(2)自然の空間は子どもにとって豊かな環境
(3)家庭や地域社会とのバランス
(4)子どもが保育環境から得る価値と行動
(5)わたしたちが目指したい社会と環境構成
3 保育の専門性に基づく環境構成
(1)乳幼児期の学び
(2)保育の方法と環境構成
(3)保育の原理と環境構成
(4)家庭や地域のモデルとしての保育所・幼稚園
(5)専門職としての環境構成
(6)保育者の子ども観・保育観・遊び観と保育環境

第2章 環境構成の基本
1 環境構成とは何か
(1)環境構成の定義
(2)「環境を通した保育」と「一斉保育」「自由保育」
(3)「環境構成」を行う範囲
(4)5領域と「環境構成」の関係
(5)領域「環境」と「環境構成」の関係
(6)保育の展開過程と環境構成
2 環境の要素
(1)自然
(2)物
(3)人
(4)色
(5)色以外の視覚刺激
(6)音
(7)空間
(8)動線
(9)時間
(10)気温・湿度・空気の質
3 環境構成を支える知識と技術
(1)環境構成の基底となる知識
(2)環境構成の4つの技術
(3)自らを人的環境として活用する
4 環境構成の両義性
(1)矛盾を紡ぎ合わせて構成する環境
(2)情緒の安定を促す環境と発達を促進する環境のバランス
(3)安全な環境と挑戦ができる環境のバランス
(4)清潔な環境と抵抗力を獲得する環境のバランス
(5)秩序と混沌のバランス
(6)空間の構造化と自由度のバランス

第2部 実践編

第1章 遊びと環境構成
1 乳幼児期の遊びの意義
(1)なぜ乳幼児期には「遊び」なのか
(2)乳幼児にとって遊びとは何か
(3)遊びをとらえる保育者のまなざし
2 子どもの遊びと環境構成
(1)活動欲求の充足と挑戦
(2)子どもの発達課題に合った環境
(3)集団の人数と編成に合わせた環境
(4)子どもの発達と遊びの変化
(5)遊びの変化と物の量と質
3 遊びの素材と道具の理解
(1)発達に合うものと合わないもの
(2)子どもを遊んでくれるものと子ども自身が遊びをつくり出すもの
(3)応答性が高いものと低いもの
(4)想像しやすいものと想像しにくいもの
(5)素材に働きかける道具の有無
(6)多様性を確保する
4 遊びのイメージを生み出す文化の理解
(1)絵本・うた・体操等の選択
(2)子どもの人格形成と文化の選択
(3)テレビ番組や商業キャラクターの幼児教育での取り扱い
5 遊びにおける空間の構成
(1)自発的な遊びを中心とするための空間づくり
(2)子どもの活動を想定した空間づくり
(3)活動の性質に合わせた雰囲気づくり
(4)遊びの変化に伴う空間の再構成
(5)遊びを広げやすい雰囲気づくり
(6)広さへの考慮
(7)家具の高さや大きさ、材質の考慮
6 園庭の環境
(1)園庭の環境構成は園長と保育者の仕事
(2)日射病、大気汚染、騒音から子どもを守る木々と土
(3)多様な運動を保障する環境
(4)自然と日常的に関わる環境
(5)遊びの空間としての園庭

第2章 生活と環境構成
1 生活場面における環境構成
(1)集団保育での生活場面には専門知識と技術が不可欠
(2)生活場面における物的環境の留意点
(3)日課の展開〜時間の環境の留意点
(4)生活場面における人的環境の留意点
(5)生活習慣の習得には時間がかかる
2 生活用品の選択と配置
(1)手や体の発達をよく把握する
(2)生活用品の大きさ、形、素材等を選ぶ
(3)手がかりとなる物を置く
(4)生活の練習を行う教具を活用する
(5)恒常性を保った物の配置をする
3 情緒の安定を促す環境
(1)子どもの自己活動を充足できる環境づくり
(2)パーソナルスペースを確保する
(3)休息ができる空間をつくる
(4)環境に自然を取り込む
(5)ストレスを与える刺激量を抑える
(6)情緒の安定を促す人的環境
4 子どもの安全を守る環境
(1)保育者が行う安全管理の概要
(2)事故を防止する空間の構成
(3)事故を防止する玩具と大型遊具の選択
(4)事故を防止する情緒の安定を促す環境

第3章 子どもの発達と環境構成
1 子どもの姿から環境を構成する方法
(1)ステップ1 子どもの姿から必要な経験を捉える
(2)ステップ2 必要な経験ができる環境を考える
(3)ステップ3 発達に合わせた環境をつくる
(4)ステップ4 子どもの姿を見て環境を随時修正する
2 各ステージ別の環境構成の実践例
(1)第1ステージ 0〜7か月頃
(2)第2ステージ 8か月〜1歳前半
(3)第3ステージ 1歳後半から3歳前半
(4)第4ステージ 3歳後半〜5歳頃
(5)第5ステージ 6歳頃

第4章 感性(sence)を育む保育の場
1 環境心理学から学ぶ環境構成
(1)人が美しいと感じる環境
(2)美しい保育環境をつくる必要性
(3)感性が育つ豊かな色彩と出会う環境
(4)調和した色彩を子どものまわりに配置する
(5)色が人間に与える影響
(6)視覚刺激の量と質の考慮
2 感性を育む保育室と園庭をつくる
(1)美しいものと出会う環境
(2)季節を感じる環境
(3)本物と出会う環境
3 子どもと一緒に保育室をつくる
4 音に対する感性を育てる環境
(1)音刺激の量と質の考慮
(2)音に対する感性を育てる環境
5 感性を育てる清潔と秩序

保育環境を充実させるための資料

おわりに
謝辞
付記・参考文献
著者略歴
高山静子(タカヤマシズコ takayamashizuko)
東洋大学教授。保育と子育て支援の現場を経験し、平成20年より保育者の養成と研究に専念。平成25年4月より東洋大学。教育学博士(九州大学大学院)。研究テーマは、保育者の専門性とその獲得過程。著書に『改訂 保育者の関わりの理論と実践〜保育の専門性に基づいて』『子育て支援の環境づくり』『学びを支える保育環境づくり〜幼稚園・保育園・認定こども園の環境構成』『子育て支援ひだまり通信〜遊びとしつけの上手なコツ』(いずれも単著)、『育つ・つながる子育て支援〜具体的な技術・態度を身につける32のリスト』(共著)、『3000万語の格差』(解説)など。
タイトルヨミ
カナ:カイテイ カンキョウコウセイノリロントジッセン ホイクノセンモンセイニモトヅイテ
ローマ字:kaitei kankyoukouseinorirontojissen hoikunosenmonseinimotozuite

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