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定価:1,430円(1,300円+税)
判型:四六
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内容紹介
企画概要
“時代小説作家”であり、“食のエッセイスト”としての顔も持つ池波正太郎は、2023年、生誕100年を迎える。だが彼が、その二つの顔を持って活躍し始めたとき、彼はすでに50代に差し掛かろうとしていた。彼はその年齢から作家としての長い最盛期を迎え、67歳で亡くなるまで成長を止めることはなかった。そこにはどんな秘密があったのか…? 本企画では、彼の時代小説家としての頂点をなす“江戸三大シリーズ”(『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』)の中でも、最も後発の作品であり、最終話は絶筆となって中断し、2023年2月に2部作の新作映画として公開される『仕掛人・藤枝梅安』を中心に、池波正太郎の最盛期はこれなしで語れない重要なアイテムである、食、そして東京の街への彼の思いや関わり方から、その作家としての最盛期を、いわゆる“アラフィフ”以降の一つの生き様の具体例と考えて、その秘密を読み解こうとする企画である。
構成
(1)“仕掛人・藤枝梅安”は池波正太郎が創った“ラスボス”か?
(2)“食の随筆家”としての池波正太郎の誕生
(3)池波正太郎の“食のエッセイ”のその後
(4)池波正太郎の“東京の街、再発見” ① 銀座編
(5)池波正太郎の“東京の街、再発見” ② 浅草編
(6)池波正太郎の“東京の街、再発見” ③ 神田連雀町編
(7)“50代”を迎えての作家・池波正太郎の生き方 ~老後、そして時代への不安の中で~
“江戸三大シリーズ”の連載小説執筆を軸とする、作家・池波正太郎の最盛期は、同時に、彼にとってはすでに始まっていた“老い”や、いつか来るべき“死”への不安とも向き合うような日々でもあった。しかし、その間、彼は54歳のときに、自身初のヨーロッパ旅行としてフランスへ行き、以後、数度にわたってフランスを中心にヨーロッパや東南アジアを旅行するなど、それ以前よりもはるかに精力的な活動を続けた。
この本は、そんな池波正太郎の“老い”への思いや生き方、また、彼がその老いの時期を迎えた昭和末から見た“時代的不安”などを紹介しながら、単なる時代小説作家ではなかった池波正太郎の、今に通じる“将来への慧眼”などについて紹介する。
“時代小説作家”であり、“食のエッセイスト”としての顔も持つ池波正太郎は、2023年、生誕100年を迎える。だが彼が、その二つの顔を持って活躍し始めたとき、彼はすでに50代に差し掛かろうとしていた。彼はその年齢から作家としての長い最盛期を迎え、67歳で亡くなるまで成長を止めることはなかった。そこにはどんな秘密があったのか…? 本企画では、彼の時代小説家としての頂点をなす“江戸三大シリーズ”(『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』)の中でも、最も後発の作品であり、最終話は絶筆となって中断し、2023年2月に2部作の新作映画として公開される『仕掛人・藤枝梅安』を中心に、池波正太郎の最盛期はこれなしで語れない重要なアイテムである、食、そして東京の街への彼の思いや関わり方から、その作家としての最盛期を、いわゆる“アラフィフ”以降の一つの生き様の具体例と考えて、その秘密を読み解こうとする企画である。
構成
(1)“仕掛人・藤枝梅安”は池波正太郎が創った“ラスボス”か?
(2)“食の随筆家”としての池波正太郎の誕生
(3)池波正太郎の“食のエッセイ”のその後
(4)池波正太郎の“東京の街、再発見” ① 銀座編
(5)池波正太郎の“東京の街、再発見” ② 浅草編
(6)池波正太郎の“東京の街、再発見” ③ 神田連雀町編
(7)“50代”を迎えての作家・池波正太郎の生き方 ~老後、そして時代への不安の中で~
“江戸三大シリーズ”の連載小説執筆を軸とする、作家・池波正太郎の最盛期は、同時に、彼にとってはすでに始まっていた“老い”や、いつか来るべき“死”への不安とも向き合うような日々でもあった。しかし、その間、彼は54歳のときに、自身初のヨーロッパ旅行としてフランスへ行き、以後、数度にわたってフランスを中心にヨーロッパや東南アジアを旅行するなど、それ以前よりもはるかに精力的な活動を続けた。
この本は、そんな池波正太郎の“老い”への思いや生き方、また、彼がその老いの時期を迎えた昭和末から見た“時代的不安”などを紹介しながら、単なる時代小説作家ではなかった池波正太郎の、今に通じる“将来への慧眼”などについて紹介する。
著者略歴
壬生篤(ミブアツシ mibuatsushi)
タイトルヨミ
カナ:ゴジュウダイカラノイケナミショウタロウノショクトマチ
ローマ字:gojuudaikaranoikenamishoutarounoshokutomachi
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