近刊検索 デルタ

2023年1月30日発売

ななみ書房

出版社名ヨミ:ナナミショボウ

「学び」が深まる実践へ

「火起こし」体験に見る5歳児の探究の世界
ななみブックレット
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内容紹介
保育実践を「学び」というアプローチから保育者が緻密に記録した一年間の実践を,ほぼそのままに掲載し「遊び」から深まる実践の具体から教授的な教育の対極にある質の高い保育を探求しようというものである。ここには,自ら学び,仲間と共に実践を作り出す力強い子どもたちの姿を見ることができる。こうした姿を読みときながら「見えない教育」の部分に光を当て,保育者の記録をもとに,編者による学識的なコメントを随所に配置。実務者と研究者による立体的な構成が特徴である。

Ⅰ はじめに
Ⅱ 「学び」を問うことの意味
Ⅲ つながる体験と探究の先に
 1.「火起こし」の始まり
 2.火起こしへの関心の深まり
 3.「火起こしは,やっちゃダメ?」の問い
 4.自分たちにできること - 持続可能な社会づくりはここから -
Ⅳ 学びあい育ちあう実践と保育の質
Ⅴ おわりに
目次
Ⅰ はじめに
Ⅱ 「学び」を問うことの意味
Ⅲ つながる体験と探究の先に

 1.「火起こし」の始まり
 ●年度当初のクラスの様子と保育者の迷い
 ●環境としての保育者の姿
 ●火起こしの挑戦! - 数人の関心からみんなの関心へ -
  〇コメント 環境としての保育者の存在
 ●火は水に弱い?!
  〇コメント 小さな疑問を支える保育者の援助
 ●火起こしチームの葛藤

 2.火起こしへの関心の深まり
 ●なぜ火を起こすのか - 目的が見えてきた!
 ●なおやが火起こし部に入る!
  〇コメント 一人一人の「今」を認め合う「学びの土壌」
 ●火が起きること,その不思議
  〇エピソード 酸素って何? - ザリガニはどうして死んでしまったのか -
 ●仲間と共に育つ
  〇コメント けやき組に育つ共同性

 3.「火起こしは,やっちゃダメ?」の問い
 ●地球が熱くなる!
 ●湧き出る疑問 - 5歳児が向き合う温暖化問題 -
 ●救世主の「木」
  〇コメント 「知りたい」「わかりたい」は,「学び」の源
  〇エピソード 戦争をしない。絶対に!
  〇コメント 「戦争をしない。絶対に」という覚悟

 4.自分たちにできること - 持続可能な社会づくりはここから -
  〇エピソード まさに持続可能だ!
         自分たちの世代で森を手入れしよう
         どんぐりの時は,何も知らないでのんきに遊んでた
 ●温暖化カルタを作ろう
 ●伝えたい思い - 映画作り -
 ●ここから未来へ

Ⅳ 学びあい育ちあう実践と保育の質
Ⅴ おわりに
著者略歴
磯部 裕子(イソベ ヒロコ isobe hiroko)
聖心女子大学文学部教育学科卒業ののち,8年間保育者生活を送る。その後、青山学院大学院前期博士課程,後期博士課程修了。現在,宮城学院女子大学児童教育学科教授。 専門は,保育のカリキュラム論,環境論。本務校で保育者養成に携わりながら,保育者と共に、実践研究を進めている。 2011年東日本大震災後に,被災地の保育を再生するために仲間と共に,「みやぎ・わらすっこプロジェクト」をたちあげ,代表を務める。 著 書  『教育課程の理論』(萌文書林 2003)(単著) 『食からひろがる保育の世界』(ひとなる書房 2007)(共著) 『脱学校化社会の教育学』(萌文書林 2009)(共著) みやぎ・わらすっこプロジェクト (http://www.h4.dion.ne.jp/~aomushi/warasukko_top_page.html)
藤澤 友香子(フジサワ ユカコ fujisawa yukako)
早川 陽太郎(ハヤカワ ヨウタロウ hayakawa youtarou)
タイトルヨミ
カナ:マナビガフカマルジッセンヘ
ローマ字:manabigafukamarujissenhe

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