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2021年12月8日発売

つくばね舎

ひろちか先生に学ぶこよみの学校Ⅳ

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内容紹介
「ひろちか先生に学ぶ こよみの学校」の第四弾。二〇一九年三月から二〇二一年八月まで、二年あまりのあいだに書いた四九話が載録されていて、期間的にはちょうど令和改元から一年遅れの東京オリンピックにかけての時期に相当する。はからずも「こよみの学校Ⅲ」であつかった紀年法の問題を継承するとともに、古代ギリシャのオリンピック紀元の話題で、紀年法解説を締めくくることになった。
 章立ての構成は次のとおり。
  第1章 わが国の紀年法とこよみ
  第2章 ユニークなカレンダー
  第3章 機関のつくるカレンダー
  第4章 干支、吉凶、暦注
  第5章 祝日、記念日、節目の日
  第6章 異形のこよみ、美形のこよみ
 これまでの三冊とくらべてひとつの特色となっているのは、博物館や美術館が発行するミュージアム・カレンダーや、暦注の十二直を錦絵でしゃれて表現する作品など、アートと関連する暦文化のありようである。アール・ヌーヴォーの旗手の一人であったミュシャの華麗なカレンダーもその陣容に加えた。もうひとつの特徴は、日本文化としてのカレンダーが海外―旧植民地や日本人移住地―に伝播し、それなりの変容をとげたことに注目したことである。また、その脈絡の延長で、外務省や国際交流基金、国際協力機構が、外国という異文化を相手にどのような文化戦略を立てているかをカレンダーから探ったこともあげられよう。
目次
 まえがき 2
第1章 わが国の紀年法とこよみ
第1話 吹田出土の墨書土器ー「大宝」の小皿/10
第2話 年号のある紀年銘民具/14
第3話 辛酉革命と甲子革令ー道真追放のたくらみも/18
第4話 平成から令和へー汽水のような一ヵ月/22
第5話 平成から令和へー正月のような一〇日間/26
第6話 一九六三年のカレンダーー室津民俗館の展示から/30
第7話 一九七〇年のこんにちはー西暦優位へ/34
第8話 立教紀元と創業紀元ー天理教と松下電器/38
第2章 ユニークなカレンダー
第9話 檀紀と主体年号ー朝鮮半島の紀年法/44
第10話 台湾の暦ー台湾民暦と農民暦/48
第11話 インドネシアの皇紀ー独立宣言文の日付にも/53
第12話 二〇一〇年の上海万博カレンダーー意識改革のおふれ/58
第13話 上海万博の中国館をかざった暦ー清明上河図と現代カレンダー/62
第14話 ビジネス界の日中友好カレンダー/66
第15話 ブラジル移民史と聖句対応のカレンダー/71
第16話 南米の真宗カレンダー 東・西の宗派を超えて/75
第17話 アメリカスの新宗教カレンダー 生長の家、PL教団、天理教/79
第18話 オリンピア紀元ー古代ギリシャの紀年法/84
第19話 メトン周期ー古代ギリシャの置閏法/88
第3章 機関のつくるカレンダー
第20話 ミュージアム・カレンダー① 日本科学未来館/94
第21話 ミュージアム・カレンダー② 奈良国立博物館/99
第22話 ミュージアム・カレンダー③ 国立民族学博物館/102
第23話 ミュージアム・カレンダー④ 京都国立博物館/106
第24話 ミュージアム・カレンダー⑤ 早稲田大学/110
第25話 ミュージアム・カレンダー⑥ デトロイト美術館/114
第26話 外務省カレンダー 「大使」と「平和」と「勲章」と/118
第27話 国際交流基金のカレンダー 日中友好と日伯友好/122
第28話 国際協力機構のカレンダー 援助からカイゼンまで/126
第4章  干支、吉凶、暦注
第29話 十二支の子(ね)ー終始と太極の象徴/132
第30話 十干の庚(かのえ)ー庚申講と三伏/136
第31話 天赦日と一粒万倍日ー最高の吉日/140
第32話 十方暮と不成就日ー最悪の凶日/144
第33話 月切りと節切りー暦月と節月/148
第34話 年占の民俗ーもう一つの一年の計/152
第35話 十二直①ー開(睦月)、納(如月)、平(弥生)/156
第36話 十二直②ー成(卯月)、建(皐月)、危(水無月)/162
第37話 十二直③ー除(文月)、満(葉月)、閉(長月)/166
第38話 十二直④ー破(神無月)、定(霜月)、取(極月)/170
第5章 祝日、記念日、節目の日
第39話 節分ー一二四年ぶりに二月二日に/176
第40話 建国記念の日/180
第41話 国際婦人デーーミモザの日/184
第42話 社日 ー土地神をまつる日/188
第43話 国民の祝日がない六月ー二年連続で一〇月も/192
第6章 異形のこよみ、美形のこよみ
第44話 火山と暦/196
第45話 異界の暦ー浦島太郎と玉手箱/200
第46話 冥界の暦ー平将門と冥宮暦/204
第47話 ミュシャの黄道十二宮/208
第48話 ミュシャの四季カレンダー/213
第49話 那智の扇神輿ー暦の象徴として/217
【付】『こよみの学校』既刊書目次/221
 あとがき 226
著者略歴
中牧弘允(ナカマキヒロチカ nakamakihirochika)
1947年、長野県生まれ。埼玉大学教養学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。文学博士。国立民族学博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授、英国王立人類学協会名誉フェロー、吹田市立博物館特別館長。宗教人類学、経営人類学、ブラジル研究、カレンダー研究などに従事。 日本カレンダー暦文化振興協会理事長。カレンダーの収集と研究は1992年のインドネシア調査にはじまり、国立民族学博物館特別展示「越境する民族文化」(1999年度)の「暦コーナー」を担当。 主な暦研究の著書に、『カレンダーから世界を見る』(白水社、2008)(第55回青少年読書感想文全国コンクール課題図書、2009)、『世界をよみとく「暦」の不思議』(イースト・プレス、2019年1月)など。2015年12月に『ひろちか先生に学ぶこよみの学校』、2017年8月に『ひろちか先生に学ぶこよみの学校Ⅱ』、2019年8月に『ひろちか先生に学ぶこよみの学校Ⅲ』をつくばね舎から刊行。 編著に『世界の暦文化事典』(丸善出版、2017)。
タイトルヨミ
カナ:ヒロチカセンセイニマナブコヨミノガッコウヨン
ローマ字:hirochikasenseinimanabukoyominogakkouyon

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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