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2021年2月14日発売

ウネリウネラ

出版社名ヨミ:ウネリウネラ

らくがき

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内容紹介
元朝日新聞記者の牧内昇平、牧内麻衣が立ち上げた物書きユニット「ウネリウネラ」。首都圏から福島に移り住み、自由な表現を求めてブログサイトで細々と文章を発表する傍ら版元を立ち上げたふたりが、日々の暮らしや子どものこと、幼い日の思い出などを綴った、十篇のエッセイと詩。ささやかな物語のところどころに、絵本や俳句、映画などの作品世界が交錯する。

—装画はウネリウネラの3人のこどもたち(刊行時9歳、6歳、4歳)が手がけた。

◇◇◇◇◇◇

ウネリこと牧内昇平より:
ウネラこと牧内麻衣は、取材先からの性被害と、それに対する勤務先(新聞社)の不誠実な対応に長年苦しみ、心を病んできました。新聞社を辞め、小さな出版レーベルを立ち上げたことで、ようやく自分を解放し、自分の人生を歩むことができ始めていると感じます。パートナーの私も同じ思いです。
そういう私たちが作る本は、もしかしたら、苦しみを抱える誰かの心を少しだけ温かくできるのではないか。そんなかすかな期待を抱いています。
この本に直接の被害のことは書いていません。書いているのは、ありふれた「小さなストーリー」です。でもそれは、私自身にとって「かけがえのないもの」でもあります。この本を手にとってくださった皆さんにも、自分自身の「かけがえのないもの」を大切にしてほしいと思っています。

ウネラこと牧内麻衣より:
出版のド素人のふたりが昨年9月に編集・デザインソフトを購入し、右往左往しながら作った手作り感満載の本です。けれどひとつひとつの文章は、静かな心でていねいに、産直野菜をお届けするがごとく、読者の方へ手渡しするイメージで書いてきました。
本をつくることで、人とのつながりや自分の尊厳を少しずつ取り戻していきたいと思います。
目次
ファーストブック(まえがき)

第一話  かぞえる
第二話  心の容量
第三話  ジャムをつくる
詩    ちいさいもの
第四話  『でんしゃにのったかみひこうき』をめぐる二章
第五話  寒風沢点描
第六話  レースのカーテン
第七話  黒電話
詩    いのちの影
第八話  バスケの帰り
第九話  おしまいのあとに
第十話  湯気の立つコーヒー

こどもたちへ あとがきにかえて

『らくがき』の答え合わせ
著者略歴
ウネリウネラ(ウネリウネラ uneriunera)
ウネリウネラ:故あって朝日新聞社を辞めた記者・牧内昇平と牧内麻衣による物書きユニット。家族で福島市に移住し、ブログサイト「ウネリウネラ」で文章を発表する傍ら、版元「ウネリウネラ」を立ち上げる。 ウネリ=牧内昇平 1981年東京都生まれ。東京大学教育学部卒業後、朝日新聞入社。主に経済部記者として勤務し、2020年に同社を退社。現在は福島市に住み、取材・執筆活動を続ける。著書『過労死―その仕事、命より大切ですか』『「れいわ現象」の正体』(共にポプラ社)。憲法と社会問題を考えるウェブマガジン「マガジン9」にて「映画から考える3・11」を連載中。 ウネラ=牧内麻衣 1983年山形県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、朝日新聞入社。2019年に同社を退社。現在はパートナーのウネリと取材・執筆活動にあたる。
タイトルヨミ
カナ:ラクガキ
ローマ字:rakugaki

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