日本教文社 我が社の一冊 2018
- 凡庸の唄
- 谷口雅宣
- 日本教文社
- 978-4-531-05271-4
出版社からのおすすめコメント
凡庸は知っている。世の中には、他より先に行くことよりも大切なこと、他と競うよりも別の楽しみはいくらでもあると――。先を急いで心を閉ざさず、横方向に意識を広げて、「周囲の豊かな世界、豊潤で知恵に溢れた地球世界」を味わい、楽しむ、凡庸の視点をもった生き方の価値を称えた長編詩。読むとすこし心が楽になります。
「自然界の動きに呼応して凡庸に生きること――他の生物すべてがやっていることを、人間がしなくなっている。逆に、人間の要求に合わせて自然をネジ曲げること。それで幸福を得られると夢想すること。この自然に対する人間の好き勝手な態度が、対人関係に及ばないはずがないのである」(「あとがき」より)- https://www.kyobunsha.co.jp/