洛北出版 我が社の一冊 2018

  • 不妊、当事者の経験
  • 竹田恵子/著
  • 洛北出版
  • 978-4-903127-27-9
  • 出版社からのおすすめコメント
     平易な言葉で、ていねいに、当事者(彼女・彼)たち一人ひとりの経験を、えがいております。なおかつ、日本におけるその経験の変化を、さまざまな角度から紹介しております。  また、高校以上で習う読みにくい漢字には、よみがなルビを付けています。若い読者や、日本語を第一言語としない人を含めた幅ひろい読者に、この本がむかえられるよう意図しました。本文中の索引機能、そして「索引」ページも充実させております。  一人ひとりの当事者の、息づかいを感じていただければ幸いです。
  • 内容紹介
     不妊治療は、少しずつ、現在のような普及[ふきゅう]に至りました。むかしと比べ、受診への敷居[しきい]が低くなったのは間違いないでしょう。  とはいえ、治療を実際に始めるとなると、多くの人は、躊躇[ちゅうちょ]、不安、迷い、焦り[あせり]などの、重い感情を経験します。  不妊治療をめぐるこのような経験は、何が原因で生じるのでしょうか?  また、このような経験は、不妊治療が普及していったこの20年間で、どのように変化していったのでしょうか?  この本は、以上のような、たいへん素朴な疑問から出発しています。  不妊治療が普及していったこの間は、日本の社会もおおきく変わり、情報通信技術の普及によるコミュニケーションの変容もあった時代でした。しかも、不妊治療を受ける当事者は世代がかわる移行期にありました。  そのため、この本では、二つの時代(2000年代初期と2010年代初期)に治療を受けた当事者たちへの、インタビュー調査とアンケート調査をもとに、一人ひとりの経験をくわしく取り上げています。さらに、この二つの時代の、家族形成、仕事環境、インターネット利用、公的支援なども視野に入れ、医療の素人[しろうと]である当事者が編[あ]み出す、不妊治療への対処法を明らかにしています。  不妊治療をめぐるさまざまな経験に悩まされた当事者たち――彼女・彼たちが、それでも不妊治療をつづけるには、それなりの努力が必要でした。その努力は、「素人」ならではの、いくつもの「ちいさな」対処法を編み出しました。それらの対処法、すなわち技術(アーツ)は、驚くほどユニークな側面をもっており、しかも不妊治療の現場で、次の新しい当事者へと伝えられていったのです。  そしてこの、ちいさな技術(アーツ)の積み重ねと伝達こそが、現在の不妊治療のかたちを導いた原動力であるとともに、不妊治療が暴走することのないようチェックする、静かですが強力なブレーキの役目を果たしていたと考えられます。  まずはこの本の目次をご覧いただいて、関心のある章から、ざっと目を通してみてください。一人ひとりの当事者の、息づかいを感じていただければ幸いです。  
  • http://www.rakuhoku-pub.jp/book/27279.html
不妊、当事者の経験
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