現代書館 我が社の一冊 2021
- 脱「いい子」のソーシャルワーク
- 坂本いづみ/著 茨木尚子/著 竹端寛/著 二木泉/著 市川ヴィヴェカ/著
- 現代書館
- 978-4-7684-3582-3
出版社からのおすすめコメント
「我が社の一冊」は、『脱「いい子」のソーシャルワーク』です。本書では、福祉現場にはびこる構造的な抑圧(暴力や低賃金、支配的な支援)を、どうしたら変えていけるのか、著者一人ひとりが自分自身の特権を意識しながら検討する姿が描かれています。本書を巡るSNSでの盛り上がりを見ていると、ソーシャルアクションに携わる若い世代の人たちが著者たちの姿に魅了され、強く共感してくれていることが分かります。コロナ禍をきっかけに多くの人たちが、自分が体制にとって都合の「いい子」になっていることに気づき始めた今、日本の組織や社会運動のあるべき姿がここに描かれていると言っても過言ではありません。内容紹介
北米大学の福祉学部で必修となりつつある「反抑圧的ソーシャルワーク(AOP)」。日本で初めて、その理論から実践までを紹介。人びとが日々感じる「生きにくさ」を構造的な抑圧から生まれるものと捉え、「変えられないもの」と思い込んでいる法や制度、社会規範に対し、支援者自身が批判的な目を向け、社会的・政治的活動をも行うことを目指す。あらゆる福祉現場の「しょうがない」を乗り越え、脱「いい子」するためのソーシャルワーク入門書。「いい子」とは抑圧構造にとって「都合のいい子」でもある。逆に言えば、「いい子」から脱し、抑圧に目をつぶらず、変えていく実践ができるならば、支援はもっと面白く、魅力的になるかもしれない。
福祉現場の「しょうがない」を乗り越えるための入門書!- https://gendaishokanshop.stores.jp/items/6048b138aaf0430bd8bbc6ac