めこん 我が社の一冊 2021
- アメリカの挫折
- 寺地功次/著
- めこん
- 978-4-8396-0327-4
出版社からのおすすめコメント
ベトナム戦争が終結したのが1975年だから、もう46年にもなるのだが、90年代になってアメリカの政府の文書が公開され、当時の歴史を再検討する動きが出てきた。「いまさら」という気がしないのは、イラク、アフガンとアメリカの挫折がいまだに続いているからだ。まさにデジャヴ。おもしろい、ではすまないのだが。
内容紹介
アメリカはなぜ小国ラオスに手を出したのか?
膨大な軍事援助をつぎ込み、政治に干渉し、信じられないほどの量の爆弾を投下して、多くの人を殺傷し、結局、反共産政府の確保という目的に失敗。この失敗はその後アメリカが経験するベトナムでの挫折の前触れとなった。
アイゼンハワーは、ケネディは、どこで間違ったのか、なぜ間違ったのか。
膨大な政府文書の分析を軸に、アメリカのラオスにおける挫折の歴史を再現。
その後のアメリカのイラクやアフガニスタンへのコミットメントを考察する上での格好のテキストであり、またヴェールに包まれていた1950~60年代のラオス現代史が明らかになるなど、さまざまな視点から読むことができる大著です。- http://www.mekong-publishing.com/