アートダイバー 我が社の一冊 2018

  • 石膏デッサンの100年―石膏像から学ぶ美術教育史
  • 荒木慎也/著
  • アートダイバー
  • 978-4-908122-08-8
  • 出版社からのおすすめコメント
    美大受験生たちの血と汗と涙の結晶「石膏デッサン」とは、何だったのか? 石膏像を巡る苦闘の歴史がわかる、石膏デッサン研究の決定版!!
  • 内容紹介
    美大受験生たちの血と汗と涙の結晶 「石膏デッサン」とは、何だったのか? 石膏像を巡る苦闘の歴史がわかる、石膏デッサン研究の決定版!! 美大受験をする者なら誰もが経験する石膏デッサン。とりわけ美術予備校において、その描画メソッドは時代とともに進化を遂げており、短期間の集中的な修練で見違えるほどの優れたデッサンを生み出すことができるようになっている。しかし、いざ美術大学に入ってみると石膏デッサンは不当な扱いとされているのも実情である。教授によっては、「石膏デッサンの技術は、創作活動には有害だ」とすら指導する。美大受験に必須であった「石膏デッサン」は、大学では一転不要なものとされ、学生はその狭間で立場を問われる。 はたして、石膏デッサンは必要なのか? こうした議論は、教育者側からも作家側からも続いてきたが、いまだにその決着を見ない。「石膏デッサンは、制作における基礎体力をつける筋トレである」とか「ものを見る力をつけるにはこれほどいい教材はない」という肯定派がいる一方で、「石膏デッサンは、アカデミズムの悪しき因習で、自由で創造的な創作活動を阻害するものだ」「技術はもはやアートには必要ない」という否定派の意見も根強い。 本書の目的は、こうした膠着状態にある石膏デッサンへの言説を、その受容からいま一度振り返ることで、有効な議論へと発展させ、より構築的な美術教育史の理解を進めることである。前半の1章から3章で石膏像について論じ、後半の4章から6章で石膏デッサン教育について論じるという構成をとっている。そのなかで、これまで正体が不明とされてきた石膏像のオリジナル彫刻、日本における石膏像収集の歴史、近代と現代での石膏デッサンの違い、日本で石膏デッサン教育が普及した経緯、などの様々な事象を明らかにする。 これらの議論を通じて、石膏像の100年を、絶えざる価値観と制度の変転の中で繰り返し新しい定義を与えられてきた流動的な歴史として再定義し、日本における西洋文化の受容が、単に「進んだ」西洋の価値観を日本に不完全に移植したものでなく、その曲がりくねった歴史で構築された、対話的で越境的な石膏デッサン言説の生成過程であることを示していく。 不毛な「石膏デッサン是非論」の先にある新たなアートの創造のためにも、これまであまり日の当たらなかった「石膏像と石膏デッサン」について深く掘り下げることで、近代の美術教育が遺してくれた蓄積を反芻する試みである。教育者はもちろんのこと、美大受験を控えた受験生、さらには日々制作と向き合うアーティストに読んでもらいたい。 ※本書は、2016年に三重大学出版から刊行された「石膏デッサンの100年」の改訂版である。初版300部という刷部数ということもあり数ヶ月で完売となったが、その後再販の予定もなかった。しかし、同書を届けるべき人がまだ世に多くいることを考え、アートダイバーにて改訂版を制作し、引き続き販売を続けることとした。改訂版の販売を快諾してくれた三重大学出版にこの場を借りてお礼を申し上げる。
  • http://artdiver.moo.jp/
石膏デッサンの100年―石膏像から学ぶ美術教育史
凡庸の唄
海外ドラマ超大事典
日常英会話ネイティブ表現[改訂版]
風疹をめぐる旅~消される「子ども」・「笑われる」国~
パット・メセニーを聴け!
詩集『日本風土記』『日本風土記 Ⅱ』金時鐘コレクション第2巻
国語の授業の作り方
なるべく働きたくない人のためのお金の話
不妊、当事者の経験
公認心理師基礎用語集──よくわかる国試対策キーワード117
マーシャル、父の戦場
こだわり行動 理解と対処と生かし方
新ワイン学
動きが脳を変える
アラブ音楽入門
安吾巷談
狙われた島
OKバジ ネパール・パルパの村人になった日本人
偏見や差別はなぜ起こる?
明治の津和野人たち
自分で試す吃音の発声・発音練習帳
ミッドワイフの家
パンツ専門ポーズ集 パンツが大好きだから、大至急パンツを描きたい!
digmeout 07
歴史修正主義とサブカルチャー
アオザイ通信完全版 #3
マンガ 脱・「不登校」
中国抗日ドラマ読本
フルーツパフェ幻想 幻想の中の少女たち
コーヒーと旅
さなぎたち
食と文化の世界地図
『人民日報』で学ぶ「論説体中国語」翻訳スキルⅠ
わたしを生きる知恵
エコヂカラ!
本屋な日々 青春篇