KuLaScip 我が社の一冊 2021
- 31cm~ ヘアドネーションの今を伝え、未来につなぐ~
- NPO法人JHD&C(ジャーダック)/監修
- KuLaScip
- 978-4-991014-85-7
出版社からのおすすめコメント
寄付された髪の毛をウィッグにし、病気などで脱毛に悩む子どもに届ける「ヘアドネーション」。
ウィッグを受け取る子どもはどんな気持ちなのだろう。
髪を贈る人、受け取る人などヘアドネーションに関わる16人の想いを伝えます。
今、髪の毛の寄付者の半分は10代です。それぞれの子どもが、なぜウィッグが必要なのか、髪を切って贈る、その一歩先を考えるきっかけとなれば。そしていつかジャーダックが目指す「必ずしもウィッグを必要としない、ウィッグをつけてもつけなくても良い社会」になればと思います。
「31cm」はヘアドネーションをするために最低限必要な髪の長さです。
本書の印税はジャーダックに全額寄付します。内容紹介
髪をもらう人、髪をわたす人は、何を感じているのだろう。
ヘアドネーションを日本で最初に始めた非営利団体Japan Hair Donation & Charity (NPO法人JHD&C〈ジャーダック〉)初の監修本。
ヘアドネーションとは、寄付された髪の毛から作ったウィッグを何らかの事情で髪に悩みを抱える子どもたちに無償で提供する活動です。
子供から大人まで、年間10万人もの人が参加しています。
しかし「髪の毛を切り、贈る」という行為そのものは知られるようになりましたが、ヘアドネーションに関わる人たちの思いが語られることは、あまりありませんでした。
―――
・友達が心配するからと、ウィッグをつけることにした脱毛症の中学生
・結婚が決まっても、ウィッグのことをなかなか夫に言えなかった無毛症の女性
・ネタのひとつにでもなればと、ヘアドネーションをした男性
・一生に何度もないドネーションを、最高の体験にしてあげたいという美容師
・100%子ども受け入れてあげれば大丈夫という医療者
・ウィッグを提供しながら、「必ずしもウィッグを必要としない社会」を目指すジャーダック
―――
ヘアドネーションに様々な立場で関わる16人のインタビューを、
著名なイラストレーターの個性豊かなビジュアルと共にお届けします。
▶賛同イラストレーター(50音順)
赤沼夏希、an、一条ひかる、牛木匡憲、unpis、オートモアイ、北林みなみ、志村洸賀、
しらこ、せきやゆりえ、NAKAKI PANTZ、中島ミドリ、中山信一、マトバユウコ、mollydomon
▶「31cmの理由」「ウィッグができるまで」など、ヘアドネーションのことを深く知ることができる9つのコラムも収録。
▶本書のタイトル『31cm』は、ジャーダックが規定する、ヘアドネーションをするのに最低限必要な長さです。
▶本書の印税は、ジャーダックに全額寄付されます。- https://kulascip.co.jp