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2015年6月5日発売

明石書店

出版社名ヨミ:アカシショテン

「グローバル人材」をめぐる政策と現実

移民・ディアスポラ研究
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内容紹介
ホワイトカラーや専門・管理・技術職など「高度人材」の国際移動は、新自由主義的経済秩序をさらに強化するか、それに対抗する新しい条件がうみだされるか、送出国と受入国にはどんな影響を与えるのかを、日本と各国の例によって詳細に論じ今後の展望を示す。
目次
「移民・ディアスポラ研究」4の刊行にあたって[駒井洋]

序章 グローバル化の最前線が問いかける射程[五十嵐泰正]


Ⅰ 人材獲得をめぐる各国の現況と政策展開

第1章 アメリカの高度人材に対する移民政策の変遷と現在の動向[手塚沙織]
第2章 シンガポールの人材獲得政策――都市国家の成長戦略とジレンマ[明石純一・鐘春柳]
第3章 韓国におけるグローバル人材の現況と政策展開[佐藤由利子]
第4章 日本のグローバル人材の受入れの現況と政策展開[松下奈美子]
第5章 国境を越える人材―その誘致をめぐる葛藤[明石純一]


Ⅱ 「グローバル人材」雇用と移動の現場から
第6章 〈討議〉海外就職の可能性[大石哲之×森山たつを]
第7章 大連の日本向けアウトソーシングと日本人現地採用者[川嶋久美子]
第8章 日本企業における「ダイバーシティ改革」と外国人雇用について[小平達也]


Ⅲ 「グローバル人材」をめぐる諸論点

第9章 BRICs諸国からの高学歴移民の空間的可動性[駒井洋]
第10章 グローバルシティ東京と「特区」構想――「国家戦略特区」の隠れた射程を考える[町村敬志]
第11章 グローバル人材の育成をめぐる企業と大学とのギャップ――伝統への固執か、グローバル化への適応過程か[吉田文]
第12章 グローバル・マルチカルチュラル・ミドルクラスと分断されるシティズンシップ[塩原良和]

書評
 賽漢卓娜著『国際移動時代の国際結婚―日本の農村に嫁いだ中国人女性』/鹿毛理恵著『国際労働移動の経済的便益と社会的費用――スリランカの出稼ぎ女性家事労働者の実態調査』[駒井洋]


編者後記[明石純一]
著者略歴
駒井 洋(コマイ ヒロシ komai hiroshi)
筑波大学名誉教授。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。近著に『グローバル・ディアスポラ』全6巻(叢書、監修、明石書店、2009~2011)、『貪欲に抗する社会の構築――近代合理主義をこえる仏教の叡智』(単著、明石書店、2010)、「移民・ディアスポラ研究」(シリーズ、監修、明石書店、2011~)、ロビン・コーエン著『新版 グローバル・ディアスポラ』(訳、明石書店、2012)、「ナチスによるユダヤ人迫害から得られる教訓」小林真生編『レイシズムと外国人嫌悪』(「移民・ディアスポラ研究3」、明石書店、2013)など。
五十嵐 泰正(イガラシ ヤスマサ igarashi yasumasa)
筑波大学大学院人文社会科学研究科准教授(都市社会学・国際移動論)。近著に『労働再審(2) 越境する労働と〈移民〉』(編著、大月書店、2010)、『みんなで決めた「安心」のかたち――ポスト3・11の「地産地消」をさがした柏の一年』(共著、亜紀書房、2012)、『よくわかる都市社会学』(共編著、ミネルヴァ書房、2013)、『常磐線中心主義(ジョーバンセントリズム)』(共編著、河出書房新社、2015)など。
明石 純一(アカシ ジュンイチ akashi junichi)
筑波大学大学院人文社会科学研究科准教授。筑波大学大学院国際政治経済学研究科修了。博士(国際政治経済学)。国際関係論、移民研究、政策学。著作に『入国管理政策――「1990年体制」の成立と展開』(単著、ナカニシヤ出版、2010)、『移住労働と世界的経済危機』(編著、明石書店、2011)他。
タイトルヨミ
カナ:グローバルジンザイヲメグルセイサクトゲンジツ
ローマ字:guroobarujinzaiomeguruseisakutogenjitsu

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