アルファベータブックス 我が社の一冊 2017
- フリッツ・バウアー
- ローネン・シュタインケ
- アルファベータブックス
- 978-4-86598-025-7
出版社からのおすすめコメント
ドイツにおける第二次世界大戦の歴史認識を変えたのは、このひとりの検事長、フリッツ・バウアーの命がけの戦いがあったから、と言っても過言ではない。
それほどの人物であるにもかかわらず、つい最近まで本国ドイツでもすっかり忘れさられていましたが、本書が出たことをきっかけに、ドイツではバウアーをとりあげた映画やドラマが立て続けに放映され、ふたたび注目されています。
戦後、経済復興するなかでドイツが忘れようとしたホロコーストなどの自国の戦争犯罪を、戦勝国が裁くのではなく、ドイツ人自らが裁いたアウシュビッツ裁判を主導し、ドイツの歴史認識を変えさせた検事長、フリッツ・バウアーの波乱の生涯を描いた評伝の翻訳です内容紹介
ナチスの戦争犯罪の追及に生涯を捧げ、ホロコーストの主要組織者、アドルフ・アイヒマンをフランクフルトから追跡し、裁判に引きずり出した検事長、フリッツ・バウアーの評伝!!
1963 年、フランクフルトで大規模な裁判が開始された。戦後もドイツに巣食うナチ残党などからの強い妨害に抗しながら、この裁判を前進させた1人の男がいる。ヘッセン州検事総長フリッツ・バウアーである。彼はナチ犯罪の解明のために闘った。この時代に、かくも激しく敵視され、排除された法律家は他にはいない……。- http://ab-books.hondana.jp/