大活字版 ザ・花田清輝(下)

花田清輝/著

大活字版 ザ・花田清輝(下)
978-4-8074-0809-2
2008年5月
在庫あり
出版社による内容紹介:
花田清輝のポレミックな多面体的思想の凝縮作品をコンパクトな装いで全2冊化。下巻は「復興期の精神」から「箱の話」まで膨大な評論を結集。グラスレス(眼鏡無用)の大活字でバツグンの読み易さを実現。
目次:
下巻目次

評論

復興期の精神
女の論理——ダンテ
鏡のなかの言葉——レオナルド
政談——マキャヴェリ
アンギアリの戦——レオナルドとマキャヴェリ
天体図——コペルニクス
歌——ジョット・ゴッホ・ゴーガン
架空の世界——コロンブス
終末観——ポー
球面三角——ポー
群論——ガロア
極大・極小——スウィフト
肖像画——ルター
汝の欲するところをなせ——アンデルセン
ユートピアの誕生——モーア
素朴と純粋——カルヴィン
ブリダンの驢馬——スピノザ
『ドン・キホーテ』註釈——セルバンテス
晩年の思想——ソフォクレス
動物記——ルイ十一世
楕円幻想——ヴィヨン
変形譚——ゲーテ
『復興期の精神』初版跋
『復興期の精神』一九五九年版跋
『復興期の精神』新版あとがき
「錯乱の論理」
自明の理錯乱の論理
欠乏の美学
赤ずきん——杉山平助の肖像画
笑の仮面
童話考
探偵小説論
黄金分割
悲劇について
革命と知識人ロビンソン・クルウソオ
笑う男——アリストファネス
眼の鱗
俗物論
指導者の素描——コラージュ
粉挽場で
偽書簡集アルス・アマトリア
実験報告
蒙昧なる男
ジーキルとハイド
傍観者の抗議
イワンの馬鹿
テレザ・パンザの手紙
旗——西田哲学
二十世紀における芸術家の宿命——太宰治論
『錯乱の論理』真善美社版跋
カフカ小品集

プロメトイス
人魚の沈黙
バケツ乗り
町の紋章
寓話について
乱世をいかに生きるか(抄)1 雲の中を歩まなければならない
2 マリリン・モンロウ論
3 文体の秘密
4 ハイネ
5 坂口安吾
6 魯迅
7 読書的自叙伝
大衆のエネルギー
歌の誕生
落書精神
偶然の問題
ファルスはどこへいったか
勝った者がみな貰う
いじるということ
男の首
透明人間
再出発という思想
スカラベ・サクレ
捕物帳を愛するゆえん
砂のような大衆
市井のファウスト
車輪について
ふにくり・ふにくら
ドン・キホーテの秘密
非情と感傷
青服のイメージ
『大衆のエネルギー』講談社版あとがき
もう一つの修羅
「慷慨談」の流行
公家的なものと武家的なもの
維新の暗殺者
ユーモリストの眼
幕末太陽族
日本人の感情表現
怒りとはにかみ
スパイ礼讃
現代史の時代区分
風景について
為朝図
犬夷評判記
『廿四孝』をめぐって
もうひとつの修羅
『平家物語』の思想
ものぐさ太郎
御伽草子
役の行者
モラリストとはなにか
『もうひとつの修羅』筑摩書房版あとがき
いろはにほへと
犬も歩けば棒に当る
論より証拠
花より団子
憎まれ子世にはばかる
骨折り損のくたびれ儲け
屁をひって尻つぼめ
年寄りの冷や水
塵もつもれば山となる
律義者の子沢山
盗人の昼寝
瑠璃も玻璃も照らせば光る
老いては子に従う
われ鍋にとじ蓋
カッタイのカサうらみ
葦の髄から天井のぞく
旅は道づれ世はなさけ
良薬は口に苦し
総領の甚六
月夜に釜を抜く
念には念を入れ
泣き面に蜂
楽あれば苦あり
無理が通れば道理引っこむ
ウソから出たマコト
芋の煮えたも御存じない
咽元過ぎれば熱さを忘れる
鬼に金棒
臭いものに蓋
安物買いの銭失い
負けるが勝
芸は身を助く
文はやりたし書く手はもたず
子は三界の首枷
えてに帆をあげる
亭主の好きな赤烏帽子
頭かくして尻かくさず
三遍回ってタバコにしょ
聞いて極楽見て地獄
油断大敵
目の上の瘤
身から出た錆
知らぬが仏
縁は異なもの味なもの
貧乏暇なし
門前の小僧習わぬ経を読む
背に腹はかえられぬ
粋は身を食う
京の夢大阪の夢
恥部の思想(抄)1 犬もあるけば
2 隅の隠居
3 万里の長城
4 埋没の精神
5 女は男よりも優秀か
6 ものみな歌でおわる
7 鹿の子餅
8 東京音頭
9 田舎芝居
10 懐往事談
11 鳥獣戯画
12 駱駝祥子
『恥部の思想』l講談社版あとがき
古典と現代1 瓜食めば——『今昔物語』
2 月の光——『平家物語』
3 滝の音——『梁塵秘抄』
4 平安朝の火星人——『古今著聞集』
5 女房的肉眼——歌合せ
6 聖者の絵——『沙石集』
7 小説の意味——『柳橋新誌』
冒険と日和見(抄)1 ペンは折れない——深沢七郎
2 佐多稲子の肉眼
3 聖女と魔女
4 冒険と日和見
5 サボナローラとメッテルニヒ
6 犬死礼讃
7 非暴力の象徴
8 古式ゆたかな死
9 蝉噪記
10 微妙な問題
日本のルネッサンス人
眼下の眺め
木阿弥系図
琵琶湖の鮒
カラスとサギ
小京都
悪女伝
ナマズ考
古沼抄
利休好み
まま子の問題
陵王の曲
曲玉転々
石山怪談
舞の本
金銭記
赤ん坊屋敷
非人願望
金いろの雲
箱の話
1 楠葉一族
2 シャモの図
3 淫祠の教訓
4 永徳・信長・謙信
5 未来はわれらのもの
6 恒民無敵
7 ランチとお子さまランチ
8 黄表紙の問題
9 箱の話
10 往生者二つのタイプ
11 貧乏神礼讃
12 方法序説
13 サルカニ合戦
14 ダイダラ坊の足跡
年譜久保覚
関連書籍

ザ・三国志 三国志全訳全一冊

羅貫中/著 村上知行/訳

ISBN978-4-8074-8801-8

在庫あり

ザ・全一冊文学

中国四大奇書の中で日本人がいちばん読んでいるのが「三国志」。劉邦、関羽、張飛の桃園の誓いから、秋風五丈原の孔明...


ザ・大杉栄 愛蔵版 大杉栄全一冊

大杉栄/著

ISBN978-4-8074-0405-6

在庫あり

ザ・全一冊

大杉栄(1885―1923)はアナキズム思想家、労働運動家にしてボヘミアンという多面的な個性を持つ自由人。陸軍...


六日間 パレスチナ文学

H・バラカート/著 奴田原睦明/訳

ISBN978-4-8074-8006-7

在庫あり

海外文学中東文学

1948年、イスラエル建国の美名のもとに押し潰されていったカナンの地、故郷パレスチナの運命と西欧的自我、イスラ...


ザ・基次郎 梶井基次郎全一冊

梶井基次郎/著

ISBN978-4-8074-8510-9

在庫僅少

ザ・全一冊日記

梶井基次郎(1901―32)は、三高在学中から肺を病み、東大英文科を中退。病と闘いながら同人誌に「檸檬」「城の...


精神の非植民地化

グギ・ワ・ジオンゴ/著 宮本正興/訳 楠瀬佳子/訳

ISBN978-4-8074-1015-6

在庫あり

アフリカ海外文学文学

86年度ノーベル文学賞を最後まで争ったケニアのグギが描くアフリカ文学の惨憺たる現状。アフリカ人がアフリカ人の言...


「新日本文学」復刻縮刷版 第14巻

新日本文学会/編

ISBN978-4-8074-9332-6

在庫僅少

文学

第14巻 1979年1月号から1981年12月号まで 雑誌『新日本文学』の半世紀近い歴史を集大成した復刻版の刊...


ザ・漱石 現代表記版

夏目漱石/著

ISBN978-4-8074-0414-8

在庫あり

ザ・全一冊

漱石の全小説を一冊化した『ザ・漱石』の現代かなづかい表記版。これまでの旧かなづかい表記版よりずっと字が大きくな...


村上春樹×90年代 再生の根拠

横尾和博/著

ISBN978-4-8074-9414-9

在庫僅少

文学

村上春樹を論じることが、そのまま自分史を語ることにつながる同世代人の村上春樹論。村上春樹の作品に繰り返し現れて...


ザ・俳句 十万人歳時記〈夏〉

松田ひろむ/編著 有馬朗人/監修 金子兜太/監修 廣瀬直人/監修 宇多喜代子/監修

ISBN978-4-8074-0821-4

在庫あり

ザ・全一冊俳句

西山宗因・松尾芭蕉の時代から今日に至る400年間に及ぶ、あまたの日本人の俳句の流れ全体を俯瞰する、壮大な歳時記...


ナディン・ゴーディマが描いた南アフリカ社会

坂本利子/著

ISBN978-4-8074-1605-9

在庫あり

アフリカ海外文学文学

ノーベル文学賞(1991年)受賞の白人女性作家として著名なナディン・ゴーディマが生涯を通じて追求し描き続けた、...


※書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。