汚染水はコントロールされていない

荻野晃也/著

汚染水はコントロールされていない
978-4-8074-1466-6
2014年10月
在庫あり
出版社による内容紹介:
2014年8月現在、凍土壁は出来ず、さらに地下130メートルの巨大水流に崩壊核燃料の放射能が沈下・流出する危機に瀕している。 東電・規制委・内閣府の発表による最新データをもとに、今そこにある危険性と廃炉に向けた問題点を判り易くかつ論理的に指摘する、唯一の汚染水問題に関する本です。
目次:
はじめに 汚染水はコントロールされていない! ・・・1
第1章 東電福島第一原発の「汚染水問題」を知る
  1. はじめに・・・9
  2. 「廃炉問題」と汚染水との関係は?・・・10
  3. 汚染水はどうして発生したのですか?・・・11
  4. 汚染水はどれくらいの量があるのですか?・・・15
  5. 福島第一原発の地下水問題の背景を教えてください・・・17
  6. なぜ最近になって「地下水・汚染問題」が議論されるようになったのですか?・・・20
  7. 汚染水にはどんな核種が含まれているのですか?・・・23
  8. 汚染水は海に流出しているのですか?・・・28
  9. 汚染水は私たちにどれくらい危険なのですか?・・・31
第2章 汚染水放出の経過
  1. はじめに・・・35
  2. 原発事故後の汚染問題の経過・・・36
  3. 汚染水問題と廃炉対策・・・43
第3章 東京電力による汚染水レポートを読み解く
  1. はじめに・・・47
  2. 1〜4号機の状況・・・48
  3. 汚染水問題の現状・・・53
  4. 汚染水と地下水位・・・58
  5. 汚染水の漏洩事故—1回の漏洩で広島原爆と同じ量のセシウム137放射能放出・・・69
  6. 汚染水の放射能・・・73
  7. 汚染土壌の処理・・・76
  8. 拡大する汚染水・・・80
  9. 汚染水対策・・・89
第4章 汚染水をめぐる最終報告書などをめぐって
  1. はじめに・・・96
  2. 汚染水処理対策委員会・・・97
  3. 対策委員会の最終報告書:概要・・・106
  4. 対策委員会の最終報告書:現状のリスクマップ。余震M=8は考えず・・・119
  5. 対策委員会の最終報告書:汚染水の貯蔵・・・130
  6. 対策委員会の報告書:地下水と井戸孔・・・138
  7. 対策委員会の最終報告書:透水係数の問題—鉛直方向への汚染水降下・・・142
  8. 対策委員会の最終報告書:地下水流と水質・・・146
  9. 原子力災害対策本部と資源エネルギー庁・・・156
第5章 汚染水問題と廃炉問題
  1. はじめに・・・164
  2. 事故原因を考える・・・165
  3. 崩壊熱の恐ろしさ・・・168
  4. 溶融核燃料はどのような状況なのか?・・・171
  5. 何故、地下水が建屋に流入しているのか?・・・178
  6. 溶融核燃料と汚染水・・・182
  7. 建屋地下の地質構造と地下水流と汚染状況。汚染水の沈下は無視・・・185
  8. 労働者被曝・・・190
  9. ヒューマン・エラー・・・193
  10. 測定エラーの問題・・・196
  11. 地下水流の種類・・・205
  12. 地下水流と海の汚染—最終報告書から「Ⅲ層の露出」を削除・・・210
  13. 「凍水壁」の経過・・・214
  14. 「凍土壁」の問題点・・・225
  15. 多核種除去装置(ALPS)の問題点・・・233
  16. 何が問題なのか?・・・240
  17. おわりに・・・254
あとがき 最後の文章・・・257
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