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定価:1,870円(1,700円+税)
判型:A5
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内容紹介
ダ・ポンテ三部作に続く、松田聡氏解説のモーツァルト序曲集スコアの第2弾。モーツァルトがウィーン移住後すぐに手掛けた「後宮」と、亡くなる2か月前に初演された「魔笛」のジングシュピール(語り台詞付きのドイツ語オペラ)2作品の序曲を収載する。「後宮」はモーツァルトの生前、ドイツ語圏で頻繁に上演され、作曲家の名前を高める役割を果たした作品。台本はオスマン=トルコを舞台とする「異国もの」であり、序曲プレストの主部はいわゆる「トルコ風音楽」を中心素材としている。いっぽう「魔笛」は、“魔法オペラ”であるとともに、“筋の逆転”やフリーメーソンの秘儀などの要素も取り込み、多様な解釈が可能な物語世界を形成している。最後のオペラ作品の序曲にふさわしく、モーツァルトのソナタ形式による楽曲のなかでも、とりわけ密度の濃い充実した書法が特筆される。
目次
楽曲解説(ウィーン時代のジングシュピール/「後宮からの逃走」総説、序曲解説/「魔笛」総説、序曲解説)
楽譜
楽譜
著者略歴
松田 聡(マツダ サトシ matsuda satoshi)
大分大学教育福祉科学部教授。東京大学大学院修士課程修了。専門分野は西洋音楽史、とりわけ「18世紀後半のウィーンにおけるオペラ」を研究の中心課題としている。モーツァルト作品に関しても数々の論文を大学紀要、『音楽学』等に発表。ザスロー編『モーツァルト全作品事典』(2006、音楽之友社)の訳者陣に加わるとともに、『新モーツァルティアーナ―海老澤敏先生傘寿記念論文集』(2011、音楽之友社)にも寄稿。単著に『フィガロの結婚――モーツァルトの演劇的世界』(ありな書房、2009)など。
タイトルヨミ
カナ:モーツァルトカゲキコウキュウカラノトウソウジョキョクカゲキマテキジョキョク
ローマ字:mootsarutokagekikoukyuukaranotousoujokyokukagekimatekijokyoku
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