1974年，カリブ海のフランス領マルティニク島生まれ．〈同性愛嫌悪（ホモフォビア）〉および人種差別主義に反対する活動家． 高等師範学校出身，文学博士．元社会科学高等研究院講師として「人はいかにして異性愛者となるか」という講座を持っていた．現在は，オルレアン大学のIUFM（大学附設教員養成センター）で講師をしている． 1990年にWHOが精神病のリストから同性愛を除外した5月17日を記念するIDAHO（アイダホ，国際反〈同性愛嫌悪（ホモフォビア）〉デー，その後「反トランス嫌悪」も追加された）を2005年に立ち上げる．この運動は，2008年に国連総会での宣言として実を結んだ． 2011年には，フランスの反人種差別団体の連合組織であるCRAN（黒人団体代表者会議）議長に選出される． 著書に，『異性愛文化の発明』L'Invent ion de la culture heterosexuelle（Ed. Autrement, 2008）など．

琉球大学法文学部国際言語文化学科教授．専門は言語学・日本語教育。翻訳書に『ホモセクシュアルであるということ――ゲイの男性と心理的発達』（リチャード・A・イサイ，太陽社，1996），『Q＆A 同性愛を知るための基礎知識』（エリック・マーカス，明石書店，1997），『セクシュアリティ基本用語事典』（ジョー・イーディー編，明石書店，2006）がある．

1975年，千葉県生まれ．一橋大学大学院法学研究科博士後期課程修了．博士（法学）．憲法，ジェンダー法などを専門とする．茨城大学人文学部准教授を経て，フランス在住．本書と関連する業績に，『性的マイノリティ判例解説』（信山社，2011，谷口洋幸・大島梨沙との共編著），ペルサン著『パックス――新しいパートナーシップの形』（緑風出版，2004）翻訳・解説がある．

1967年，東京都生まれ．出版社等勤務を経て，現在，翻訳業・編集業に携わる．主な訳書に，『娘と話すアウシュヴィッツってなに？』（アネット・ヴィヴィオルカ，現代企画室，2004），『オルガスムの歴史』（ロベール・ミュッシャンブレ，作品社，2006），『アース・デモクラシー』（ヴァンダナ・シヴァ，明石書店，2007），『ニーチェ入門――生を肯定する哲学』（ハヴロック・エリス，閏月社，2010）ほか．