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定価:3,080円(2,800円+税)
判型:A5
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内容紹介
開発社会学の基礎的文献60冊を紹介するブックガイド。8つのテーマに分けて文献を選び、基礎的な知識、ものの見方を紹介する。各書籍には関連文献などを挙げ、さらに学びたい人にも役立つ構成。学生から開発業界に携わる実務者まで幅広く使える、必携の「開発社会学」案内。
目次
はじめに――開発社会学の世界へようこそ!
第Ⅰ章 進化・発展・近代化をめぐる社会学
Overview
1 オーギュスト・コント、ハーバート・スペンサー『コント、スペンサー』
2 今西錦司『進化とはなにか』
3 富永健一『近代化の理論』
4 鶴見和子『内発的発展論の展開』
5 町村敬志『開発主義の構造と心性』
6 ジョージ・リッツア『マクドナルド化する社会』
7 アンソニー・ギデンズ『第三の道』
〈コラム1〉都市の明るい灯――流行歌『木綿のハンカチーフ』
〈コラム2〉中国における「発展社会学」と「転型社会学」
第Ⅱ章 途上国の開発と援助論
Overview
8 アンドレ・グンダー・フランク『従属的蓄積と低開発』
9 イマニュエル・ウォーラーステイン『史的システムとしての資本主義』
10 イヴァン・イリイチ『シャドウ・ワーク』
11 小倉充夫『開発と発展の社会学』
12 宮内泰介『開発と生活戦略の民族誌』
13 佐藤寛『開発援助の社会学』
14 マイケル・チェルネア編『開発は誰のために』
15 ヤン・ネーデルフェーン・ピーテルス『開発理論(第2版)』
16 ノーマン・ロング『開発社会学』
〈コラム3〉ケアギバー――ネパールでブームの家事育児支援
第Ⅲ章 援助行為の本質の捉え直し
Overview
17 エドワード・サイード『オリエンタリズム(上・下)』
18 マイケル・サンデル『これからの正義の話をしよう』
19 マルセル・モース『贈与論』
20 ジェームス・ミッジリィ『社会開発の福祉学』
21 エドガー・シャイン『人を助けるとはどういうことか』
22 岡真理『彼女の「正しい」名前とは何か』
〈コラム4〉ベルマーク――日本発のユニークな資金調達法
第Ⅳ章 押し寄せる力と押しとどめる力
Overview
23 福武直編『地域開発の構想と現実(Ⅰ~Ⅲ)』
24 舩橋晴俊・長谷川公一・畠中宗一・梶田孝道『高速文明の地域問題』
25 梶田孝道『テクノクラシーと社会運動』
26 ハーバート・ガンズ『都市の村人たち』
27 アラン・トゥレーヌ『声とまなざし』
28 マニュエル・カステル『都市とグラスルーツ』
29 ジェームズ・スコット『弱者の武器』
〈コラム5〉ダム問題を題材とした諸メディア作品
〈コラム6〉年表による問題構造の把握――『環境総合年表』の試み
第Ⅴ章 都市・農村の貧困の把握
Overview
30 松原岩五郎『最暗黒の東京』
31 鈴木榮太郎『日本農村社会学原理』
32 オスカー・ルイス『貧困の文化』
33 北原淳『共同体の思想』
34 新津晃一編『現代アジアのスラム』
35 青木秀男『マニラの都市底辺層』
36 ジグムント・バウマン『新しい貧困』
37 マイク・デイヴィス『スラムの惑星』
38 J.モーダック、S.ラザフォード、D.コリンズ、O.ラトフェン『最底辺のポートフォリオ』
39 C.K.プラハラード『ネクスト・マーケット』
〈コラム7〉むらの単位
〈コラム8〉シカゴ学派の都市研究
第Ⅵ章 差別や社会的排除を生み出すマクロ-ミクロな社会構造
Overview
40 サスキア・サッセン『グローバリゼーションの時代』
41 マリア・ミース、C.V.ヴェールホフ、V.B.トムゼン『世界システムと女性』
42 アジット・バラ&フレデリック・ラペール『グローバル化と社会的排除』
43 関根政美『エスニシティの政治社会学』
44 ナイラ・カビール『裏返しの現実』
45 ジョン・ターナー『社会集団の再発見』
46 アビジット・バナジー&エスター・デュフロ『貧乏人の経済学』
〈コラム9〉ランダム化比較試験(RCT)とエビデンス・ベースド・アプローチ
〈コラム10〉ジェンダーと開発
〈コラム11〉開発と海外出稼ぎの複雑な関係
第Ⅶ章 人々の福祉向上のための開発実践
Overview
47 松原治郎『日本の社会開発』
48 武川正吾・三重野卓編『公共政策の社会学』
49 佐藤嘉倫『意図的社会変動の理論』
50 エベレット・ロジャーズ『イノベーションの普及』
51 ジェームズ・ファーガスン『反政治マシーン』
52 デイヴィッド・モス『開発を切り拓く』
53 ロバート・チェンバース『第三世界の農村開発』
54 ビル・クーク&ウマ・コタリ編『参加』
55 サミュエル・ヒッキィ&ジャイルズ・モハン編著『変容する参加型開発』
第Ⅷ章 目にみえない資源の活用
Overview
56 ジェームズ・コールマン「人的資源の形成における社会関係資本」
57 ピエール・ブルデュー『資本主義のハビトゥス』
58 佐藤寛編『援助と社会関係資本』
59 宇沢弘文『社会的共通資本』
60 スチュアート・ホール編『表象』
〈コラム12〉誰を開発するのか――ある大学教授のつぶやき
索引(人名/地名/援助機関・研究機関など/学問領域/概念・キーワード/略語)
第Ⅰ章 進化・発展・近代化をめぐる社会学
Overview
1 オーギュスト・コント、ハーバート・スペンサー『コント、スペンサー』
2 今西錦司『進化とはなにか』
3 富永健一『近代化の理論』
4 鶴見和子『内発的発展論の展開』
5 町村敬志『開発主義の構造と心性』
6 ジョージ・リッツア『マクドナルド化する社会』
7 アンソニー・ギデンズ『第三の道』
〈コラム1〉都市の明るい灯――流行歌『木綿のハンカチーフ』
〈コラム2〉中国における「発展社会学」と「転型社会学」
第Ⅱ章 途上国の開発と援助論
Overview
8 アンドレ・グンダー・フランク『従属的蓄積と低開発』
9 イマニュエル・ウォーラーステイン『史的システムとしての資本主義』
10 イヴァン・イリイチ『シャドウ・ワーク』
11 小倉充夫『開発と発展の社会学』
12 宮内泰介『開発と生活戦略の民族誌』
13 佐藤寛『開発援助の社会学』
14 マイケル・チェルネア編『開発は誰のために』
15 ヤン・ネーデルフェーン・ピーテルス『開発理論(第2版)』
16 ノーマン・ロング『開発社会学』
〈コラム3〉ケアギバー――ネパールでブームの家事育児支援
第Ⅲ章 援助行為の本質の捉え直し
Overview
17 エドワード・サイード『オリエンタリズム(上・下)』
18 マイケル・サンデル『これからの正義の話をしよう』
19 マルセル・モース『贈与論』
20 ジェームス・ミッジリィ『社会開発の福祉学』
21 エドガー・シャイン『人を助けるとはどういうことか』
22 岡真理『彼女の「正しい」名前とは何か』
〈コラム4〉ベルマーク――日本発のユニークな資金調達法
第Ⅳ章 押し寄せる力と押しとどめる力
Overview
23 福武直編『地域開発の構想と現実(Ⅰ~Ⅲ)』
24 舩橋晴俊・長谷川公一・畠中宗一・梶田孝道『高速文明の地域問題』
25 梶田孝道『テクノクラシーと社会運動』
26 ハーバート・ガンズ『都市の村人たち』
27 アラン・トゥレーヌ『声とまなざし』
28 マニュエル・カステル『都市とグラスルーツ』
29 ジェームズ・スコット『弱者の武器』
〈コラム5〉ダム問題を題材とした諸メディア作品
〈コラム6〉年表による問題構造の把握――『環境総合年表』の試み
第Ⅴ章 都市・農村の貧困の把握
Overview
30 松原岩五郎『最暗黒の東京』
31 鈴木榮太郎『日本農村社会学原理』
32 オスカー・ルイス『貧困の文化』
33 北原淳『共同体の思想』
34 新津晃一編『現代アジアのスラム』
35 青木秀男『マニラの都市底辺層』
36 ジグムント・バウマン『新しい貧困』
37 マイク・デイヴィス『スラムの惑星』
38 J.モーダック、S.ラザフォード、D.コリンズ、O.ラトフェン『最底辺のポートフォリオ』
39 C.K.プラハラード『ネクスト・マーケット』
〈コラム7〉むらの単位
〈コラム8〉シカゴ学派の都市研究
第Ⅵ章 差別や社会的排除を生み出すマクロ-ミクロな社会構造
Overview
40 サスキア・サッセン『グローバリゼーションの時代』
41 マリア・ミース、C.V.ヴェールホフ、V.B.トムゼン『世界システムと女性』
42 アジット・バラ&フレデリック・ラペール『グローバル化と社会的排除』
43 関根政美『エスニシティの政治社会学』
44 ナイラ・カビール『裏返しの現実』
45 ジョン・ターナー『社会集団の再発見』
46 アビジット・バナジー&エスター・デュフロ『貧乏人の経済学』
〈コラム9〉ランダム化比較試験(RCT)とエビデンス・ベースド・アプローチ
〈コラム10〉ジェンダーと開発
〈コラム11〉開発と海外出稼ぎの複雑な関係
第Ⅶ章 人々の福祉向上のための開発実践
Overview
47 松原治郎『日本の社会開発』
48 武川正吾・三重野卓編『公共政策の社会学』
49 佐藤嘉倫『意図的社会変動の理論』
50 エベレット・ロジャーズ『イノベーションの普及』
51 ジェームズ・ファーガスン『反政治マシーン』
52 デイヴィッド・モス『開発を切り拓く』
53 ロバート・チェンバース『第三世界の農村開発』
54 ビル・クーク&ウマ・コタリ編『参加』
55 サミュエル・ヒッキィ&ジャイルズ・モハン編著『変容する参加型開発』
第Ⅷ章 目にみえない資源の活用
Overview
56 ジェームズ・コールマン「人的資源の形成における社会関係資本」
57 ピエール・ブルデュー『資本主義のハビトゥス』
58 佐藤寛編『援助と社会関係資本』
59 宇沢弘文『社会的共通資本』
60 スチュアート・ホール編『表象』
〈コラム12〉誰を開発するのか――ある大学教授のつぶやき
索引(人名/地名/援助機関・研究機関など/学問領域/概念・キーワード/略語)
著者略歴
佐藤 寛(サトウ カン satou kan)
日本貿易振興機構アジア経済研究所上席主任調査研究員
専門:開発社会学、イエメン地域研究
主要業績:『テキスト社会開発――貧困削減への新たな道筋』(共編、2007 日本評論社)、『開発援助の社会学』(2005 世界思想社)、『援助と社会関係資本』(編著、2001 アジア経済研究所)。
浜本 篤史(ハマモト アツシ hamamoto atsushi)
名古屋市立大学大学院人間文化研究科准教授
専門:開発社会学、環境社会学、中国地域研究
主要業績:『発電ダムが建設された時代――聞き書き 御母衣ダムの記憶』(2014 新泉社)、“Social Impacts of Dam Projects: A Case Study of Tokuyama Dam in Japan” in T. Utagawa (ed.), Social Research and Evaluation of Poverty Reduction Project(Harvest-sha, 2013)、「開発事業と非自発的移動――三峡ダム住民移転はいかなる社会的文脈の下、遂行されようとしているのか」(根橋正一・東美晴編『移動する人々と中国にみる多元的社会――史的展開と問題状況』2009明石書店)。
佐野 麻由子(サノ マユコ sano mayuko)
福岡県立大学人間社会学部准教授
専門:開発社会学、ジェンダー論、ネパール地域研究
主要業績:「身体経験にみるジェンダー秩序とその変容」(鈴木紀・滝村卓司編『国際開発と協働――NGOの役割とジェンダーの視点』2013 明石書店)、「北の女性と南の女性――相対化と判断停止」(伊藤陽一他編『グローバル・コミュニケーション――キーワードで読み解く生命・文化・社会』2013 ミネルヴァ書房)、「開発・発展におけるジェンダーと公正――潜在能力アプローチから」(宮島喬・杉原名穂子・本田量久編『公正な社会とは――教育、ジェンダー、エスニシティの視点から』2012 人文書院)。
滝村 卓司(タキムラ タクジ takimura takuji)
名古屋市立大学大学院人間文化研究科 研究員
専門:開発社会学、国際協力論、内発的発展論
主要業績:『国際開発と恊働――NGOの役割とジェンダーの視点』(共編、2013 明石書店)、「社会関係資本と参加型開発援助プロジェクト――JICAプロジェクトのレビューを通して」(佐藤寛編『援助と社会関係資本』2001アジア経済研究所)、「第三世界の社会経済構造と内発的発展」『国際関係学研究』創刊号(1988東京国際大学大学院国際関係学研究科)。
タイトルヨミ
カナ:カイハツシャカイガクヲマナブタメノロクジッサツ
ローマ字:kaihatsushakaigakuomanabutamenorokujissatsu
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浜本 篤史 最近の著作
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