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定価:5,500円(5,000円+税)
判型:A5
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内容紹介
韓国に渡り日本語教師となった在日コリアンがいる。日本語を母語としながら国籍や血統にズレをもつ彼らのライフストーリーを事例に、日本語教育における「日本人性」への信奉と話者の所属を重視する「単一性志向」の根強さという問題を考察・解明する。
目次
まえがき
序章 なぜ言語教育における言語・国籍・血統か
第1節 研究背景
1.1 在留外国人の増加と「日本語=日本人」という図式
1.2 「一民族国家」という神話と言語・国籍・血統の関係性への着目
第2節 本書の課題
第3節 本書の構成と用語の定義
3.1 本書の構成
3.2 用語の定義
第1章 「在日コリアン」教師のライフストーリー研究への視座
第1節 「日本語=日本人」という思想
1.1 「国家=言語」の成立と流布
1.2 「日本語=日本人」を内包した「国語」概念の来歴
1.3 「国語」から「日本語」へ
1.4 日本語教育における「日本語=日本人」という思想への批判
第2節 「ネイティヴ」/「ノンネイティヴ」という概念
2.1 「ネイティヴスピーカー」とは誰か
2.2 他の言語教育における「ネイティヴ」/「ノンネイティヴ」概念への批判的検討
2.3 日本語教育における「ネイティヴ」/「ノンネイティヴ」概念への批判的検討
第3節 《言語》と《国籍/血統》との間にズレをもつ「在日コリアン」教師
3.1 「在日コリアン」の歴史的背景
3.2 「在日コリアン」のアイデンティティに関する研究
3.3 「在日コリアン」のアイデンティティと言語意識に関する研究
3.4 「帰韓」した「在日コリアン」とは誰か
3.5 韓国社会の状況と日本語・日本語教育の位置づけ
3.6 「在日コリアン」教師の日本語教育における位置づけ
第4節 アイデンティティを捉える理論的枠組みと研究課題
4.1 「アイデンティティ」という概念に対する本書の立場
4.2 研究課題
第5節 「在日コリアン」教師のライフストーリー研究へ
第2章 研究方法
第1節 ライフストーリー研究法とは
1.1 なぜライフストーリー研究法か
1.2 ライフストーリーへの三つのアプローチ
1.3 「アクティヴ・インタビュー」論と本書の立場
第2節 ライフストーリー研究法の評価基準
2.1 研究の「信頼性」・「妥当性」から「透明性」・「信憑性」へ
2.2 サンプリングと「代表性」の問題
第3節 本研究の調査概要と記述
3.1 研究協力者
3.2 インタビュー調査の方法
3.3 研究倫理
3.4 本書で取り上げるライフストーリー .
3.5 研究者のポジショナリティの問題とライフストーリーの記述
第3章 《言語》と《国籍/血統》のズレと教師たちの戦略が意味すること
第1節 【事例1】カテゴリーを戦略的に利用する教師V
1.1 教師Vの略歴
1.2 「日本語」・「日本語を教えること」の意味
1.3 アイデンティティの変遷
1.4 「在日コリアン」というカテゴリーと日本語教育における位置取り
第2節 【事例2】国民と言語の枠組みの脱構築を目指す教師L
2.1 教師Lの略歴
2.2 【どちらにも完全には属さなくていい】という語り
2.3 【韓国籍の韓国系の日本人】と名のる意味と日本語教育における位置取り
2.4 「日本語」・「日本語を教えること」の意味
第3節 【事例3】「日本語」を「言語資本」として意識する教師E
3.1 教師Eの略歴
3.2 二つの名前の完全な使い分け
3.3 【「有利」な名前】を選択するという語り
3.4 【…てしまって】に隠された意味~通称名使用への【後ろめたさ】
3.5 「言語資本」としての「日本語」と日本語教育における位置取り
第4節 【事例4】「日本語話者」の多様性を「したたか」に示す教師D
4.1 教師Dの略歴
4.2 使い分けなくてはならない名前
4.3 【カミングアウト】という【仕返し】と日本語教育における位置取り
4.4 【純粋な韓国人】でもなく,「日本人」でもなく,【行ったり来たり】する自分
4.5 「日本語」・「日本語を教えること」の意味
第5節 「日本語のネイティヴ」内部のヒエラルキーと「日本人性」が付与された「日本語」の存在
5.1 教師たちのライフストーリーのまとめ
5.2 名前の選択・使用と日本語教育における位置取り
5.3 「日本人性」が付与された「日本語」の存在
第4章 言語教育における言語・国籍・血統
第1節 ここまでの議論の概要
【事例1】:カテゴリーを戦略的に利用する教師V
【事例2】:国民・言語の枠組みの脱構築を目指す教師L
【事例3】:「日本語」を「言語資本」として意識する教師E
【事例4】:「日本語話者」の多様性を「したたか」に示す教師D
第2節 日本語教育における言語・国籍・血統の関係性
2.1 《言語》と《国籍/血統》のズレから明らかになったこと
2.2 「在日コリアン」教師たちの言語経験や言語意識からの示唆
第3節 「調査するわたし」が内包していた「単一性」の前提
3.1 インタビューを振り返る
3.2 「調査するわたし」がもっていた「期待」と「構え」
3.3 「単一性志向」の問題への鈍感さが意味する「単一性志向」の根強さ
第4節 「在日コリアン」教師のライフストーリーからの示唆
4.1 「日本語=日本人」という思想に関する議論に対して
4.2 「ネイティヴ」/「ノンネイティヴ」という概念に関する議論に対して
4.3 「在日コリアン」研究の議論に対して
第5節 言語教育における「単一性志向」
第6節 今後の展望
あとがき
引用文献一覧
巻末資料
序章 なぜ言語教育における言語・国籍・血統か
第1節 研究背景
1.1 在留外国人の増加と「日本語=日本人」という図式
1.2 「一民族国家」という神話と言語・国籍・血統の関係性への着目
第2節 本書の課題
第3節 本書の構成と用語の定義
3.1 本書の構成
3.2 用語の定義
第1章 「在日コリアン」教師のライフストーリー研究への視座
第1節 「日本語=日本人」という思想
1.1 「国家=言語」の成立と流布
1.2 「日本語=日本人」を内包した「国語」概念の来歴
1.3 「国語」から「日本語」へ
1.4 日本語教育における「日本語=日本人」という思想への批判
第2節 「ネイティヴ」/「ノンネイティヴ」という概念
2.1 「ネイティヴスピーカー」とは誰か
2.2 他の言語教育における「ネイティヴ」/「ノンネイティヴ」概念への批判的検討
2.3 日本語教育における「ネイティヴ」/「ノンネイティヴ」概念への批判的検討
第3節 《言語》と《国籍/血統》との間にズレをもつ「在日コリアン」教師
3.1 「在日コリアン」の歴史的背景
3.2 「在日コリアン」のアイデンティティに関する研究
3.3 「在日コリアン」のアイデンティティと言語意識に関する研究
3.4 「帰韓」した「在日コリアン」とは誰か
3.5 韓国社会の状況と日本語・日本語教育の位置づけ
3.6 「在日コリアン」教師の日本語教育における位置づけ
第4節 アイデンティティを捉える理論的枠組みと研究課題
4.1 「アイデンティティ」という概念に対する本書の立場
4.2 研究課題
第5節 「在日コリアン」教師のライフストーリー研究へ
第2章 研究方法
第1節 ライフストーリー研究法とは
1.1 なぜライフストーリー研究法か
1.2 ライフストーリーへの三つのアプローチ
1.3 「アクティヴ・インタビュー」論と本書の立場
第2節 ライフストーリー研究法の評価基準
2.1 研究の「信頼性」・「妥当性」から「透明性」・「信憑性」へ
2.2 サンプリングと「代表性」の問題
第3節 本研究の調査概要と記述
3.1 研究協力者
3.2 インタビュー調査の方法
3.3 研究倫理
3.4 本書で取り上げるライフストーリー .
3.5 研究者のポジショナリティの問題とライフストーリーの記述
第3章 《言語》と《国籍/血統》のズレと教師たちの戦略が意味すること
第1節 【事例1】カテゴリーを戦略的に利用する教師V
1.1 教師Vの略歴
1.2 「日本語」・「日本語を教えること」の意味
1.3 アイデンティティの変遷
1.4 「在日コリアン」というカテゴリーと日本語教育における位置取り
第2節 【事例2】国民と言語の枠組みの脱構築を目指す教師L
2.1 教師Lの略歴
2.2 【どちらにも完全には属さなくていい】という語り
2.3 【韓国籍の韓国系の日本人】と名のる意味と日本語教育における位置取り
2.4 「日本語」・「日本語を教えること」の意味
第3節 【事例3】「日本語」を「言語資本」として意識する教師E
3.1 教師Eの略歴
3.2 二つの名前の完全な使い分け
3.3 【「有利」な名前】を選択するという語り
3.4 【…てしまって】に隠された意味~通称名使用への【後ろめたさ】
3.5 「言語資本」としての「日本語」と日本語教育における位置取り
第4節 【事例4】「日本語話者」の多様性を「したたか」に示す教師D
4.1 教師Dの略歴
4.2 使い分けなくてはならない名前
4.3 【カミングアウト】という【仕返し】と日本語教育における位置取り
4.4 【純粋な韓国人】でもなく,「日本人」でもなく,【行ったり来たり】する自分
4.5 「日本語」・「日本語を教えること」の意味
第5節 「日本語のネイティヴ」内部のヒエラルキーと「日本人性」が付与された「日本語」の存在
5.1 教師たちのライフストーリーのまとめ
5.2 名前の選択・使用と日本語教育における位置取り
5.3 「日本人性」が付与された「日本語」の存在
第4章 言語教育における言語・国籍・血統
第1節 ここまでの議論の概要
【事例1】:カテゴリーを戦略的に利用する教師V
【事例2】:国民・言語の枠組みの脱構築を目指す教師L
【事例3】:「日本語」を「言語資本」として意識する教師E
【事例4】:「日本語話者」の多様性を「したたか」に示す教師D
第2節 日本語教育における言語・国籍・血統の関係性
2.1 《言語》と《国籍/血統》のズレから明らかになったこと
2.2 「在日コリアン」教師たちの言語経験や言語意識からの示唆
第3節 「調査するわたし」が内包していた「単一性」の前提
3.1 インタビューを振り返る
3.2 「調査するわたし」がもっていた「期待」と「構え」
3.3 「単一性志向」の問題への鈍感さが意味する「単一性志向」の根強さ
第4節 「在日コリアン」教師のライフストーリーからの示唆
4.1 「日本語=日本人」という思想に関する議論に対して
4.2 「ネイティヴ」/「ノンネイティヴ」という概念に関する議論に対して
4.3 「在日コリアン」研究の議論に対して
第5節 言語教育における「単一性志向」
第6節 今後の展望
あとがき
引用文献一覧
巻末資料
著者略歴
田中 里奈(タナカ リナ tanaka rina)
早稲田大学大学院日本語教育研究科博士課程修了,博士(日本語教育学)。
(韓国)釜慶大学校人文社会科学大学日語日文学部専任講師,早稲田大学日本語教育研究センター助手,山口福祉文化大学ライフデザイン学部専任講師を経て,現在,フェリス女学院大学文学部准教授。
専門は,日本語教育学,ライフストーリー研究。
〈主な著書・論文〉
「「カテゴリー」化されることへの拒絶とその戦略的利用――在日コリアンとして生まれ育った在韓日本語教師の「日本語」の意味づけをめぐる語りを手がかりに」日本移民学会編『移民研究年報』17(2011年)
「「日本語=日本人」という規範からの逸脱――「在日コリアン」教師のアイデンティティと日本語教育における戦略」リテラシーズ研究会編『リテラシーズ――ことば・文化・社会の言語教育へ――』9(2011年)
「言語教育における「単一性志向」――帰韓した在日コリアン教師の言語/教育経験とアイデンティティに関する語りから」細川英雄,鄭京姫(編)『私はどのような教育実践をめざすのか――言語教育とアイデンティティ』(春風社,2013年)
「日本語教育学としてのライフストーリー研究における自己言及の意味――在韓「在日コリアン」教師の語りを理解するプロセスを通じて」三代純平(編)『日本語教育学としてのライフストーリー――語りを聞き、書くということ』(くろしお出版,2015年)
タイトルヨミ
カナ:ゲンゴキョウイクニオケルゲンゴコクセキケットウ
ローマ字:gengokyouikuniokerugengokokusekikettou
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