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2019年8月27日発売

武蔵野美術大学出版局

出版社名ヨミ:ムサシノビジュツダイガクシュッパンキョク

くらしの造形 手のかたち・手のちから 

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内容紹介
 武蔵野美術大学には、美術大学としてはめずらしい民俗資料室があり、約9万点の膨大な生活用具が収蔵されている。本学教授だった民俗学者、宮本常一(1907-1981)が中心となって収集したものであり、美術とデザインの造形活動を行う者のアイデアの源泉となり、造形表現にとって大切だと思われるものが集められている。
 これら本学民俗資料室に残る宮本常一収集品の手の機能をかたちにしたさまざまな生活道具と、祈りのかたちとしての福井県・三方石観世音奉納「御手足」という具体的な造形を通して、生活のなかにある「手のかたち・手のちから」を探る。
目次
刊行にあたって

I 手と祈り
  1. 若狭三方石観世音の奉納御手足
  三方石観世音との出会い/三方石観世音の由来伝説/御手足堂について/奉納された御手足の数
  2.「てんぽなーれ三方」―33年目の御開帳
  御開帳の記憶/平成5年の御開帳/「てんぽなーれ三方」の由来
  3. 街道に沿って―信仰圏を歩く
  主要街道に沿ってひろがる奉納者の分布/遠隔地からの奉納
  4. 御手足の造形の魅力
  手形の表現/足形の表現/痛みの表出
  5. 多様な奉納品
  胴部の表現/下半身の表現/人形・頭部形/乳形/男根形/馬の脚と蹄/小絵馬
  6. 奉納品の年代
  7. 手形の呪術力―人はなぜ手形を残すのか
  日本各地の手形足形奉納習俗/なぜ病気平癒の呪力が生じたか/形代から「護符」への転換/
  ちからの象徴としての「手形」/世界の手形・歴史上の手形
  8. 防ぐ手、招く手
  青森「ねぶた」の手/防ぐ手と招く手/阿波木偶箱廻しの手―福を届ける呪力

    Intermezzo 1 人形浄瑠璃・文楽人形―巧みな手のかたちと動き
    Intermezzo 2 哺乳類のさまざまな手のかたち/小薮大輔
    Intermezzo 3 手と脳―ペンフィールドのホムンクルス
    Intermezzo 4 ロボットアームが教えるヒトの手の未来/室山哲也
    Intermezzo 5 スプーン、あるいはスコップと水たまり/三橋光太郎

II 手と道具
はじめに
    1. 手のかたちの道具
    2. 手のはたらきと道具

道具の機能分類
  1.つかむ手
  2.たたく手
  3.すくう手、くむ手
  4.かく手、つる手
  5.はく手、はらう手
  6.する手、こする手
  7.すく手、ふるう手
  8.あおる手、ひる手
  9.たもつ手
  10.しめす手
  11.さぐる手

    3. 今後の展開に向けて
著者略歴
神野 善治(カミノ ヨシハル kamino yoshiharu)
1949 年、東京都生まれ。慶應義塾大学卒業。博士(民俗学)國學院大学。 武蔵野美術大学教養文化・学芸員課程教授。専門は民俗学、博物館学。 著書:『人形道祖神―境界神の原像』白水社 '96 年(第36 回柳田國男賞受賞)、『木霊(こだま)論―家・船・橋の民俗』白水社 '00 年など。編著:『ミュージアムと生涯学習』武蔵野美術大学出版局 '08 年、『日本のくらしの知恵事典』岩崎書店 '08 年。
タイトルヨミ
カナ:クラシノゾウケイ テノカタチ テノチカラ
ローマ字:kurashinozoukei tenokatachi tenochikara

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