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2014年4月24日発売

航思社

出版社名ヨミ:コウシシャ

天皇制の隠語

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内容紹介
日本資本主義論争をへて、小林秀雄、中村光夫、吉本隆明、柄谷行人らの文学史観をつらぬく「天皇制」の問題。
公共性/市民社会論、「新しい社会運動」、文学、映画、アート……
さまざまな「運動」は、なぜかくも資本主義に屈してしまうのか。
排外主義が跋扈する現在、これまでの思想・言説を根底から洗い直し、闘争のあらたな座標軸を描く。
日本文芸批評に伏在する「天皇制」をめぐる問題を剔出する表題作(新稿)、
市民社会派に内在する「暴力」の問題をあぶり出す論考(新稿)のほか、23篇のポレミックな論考を所収。
目次
第Ⅰ部 天皇制の隠語
 天皇制の隠語――日本資本主義論争と文学
 暴力の「起源」――村上一郎と市民社会派マルクス主義

第Ⅱ部 市民社会の変奏
 幻想・文化・政治――今なお不可視化されている「下部構造」について
 資本の自由/労働の亡霊
 市民社会とイソノミア
 「プレカリアート」の食
 世界資本主義下のベーシック・インカム

第Ⅲ部 文学の争異
 フィクションの「真実」はどこにあるか――キャラクター小説と1968年
 陳腐な「悪【ワル】」について
 下流文学論序説
 フォルマリズムは政治を回避できるか――書評・渡部直己『日本小説技術史』
 断固とした詩的決断主義を宣言したロマン的イロニーの書――福田和也『日本の家郷』解説
 女たちの欲望と「大逆」――書評・福田和也『現代人は救われ得るか』
 「沢山」からゼロへのフェティシズム的転回――小川洋子小論
 「私小説から風俗小説へ」とは何か?――角田光代小論
 アヴァンギャルドと社会主義リアリズムの狭間で――蔵原惟人の可能性
 「『敗北』の文学」の結論――追悼 宮本顕治
 中上健次とともに――追悼 荒岱介

第Ⅳ部 感覚の政治学
 百年の孤独を生きる、現代の「危険な才能」――つかこうへい/神代辰巳/中上健次とショーケン
 映画とあること、革命家であること――太陽肛門スパパーン『映画「ラザロ」オリジナルサウンドトラック』解説
 退けられた「中国人」の表象――大島渚監督『アジアの曙』
 「いざ、生きめやも」とはなにか――宮崎駿監督『風立ちぬ』
 万国博覧会と癌(cancer)――大阪から愛知への芸術=資本主義の変容
 「太陽の塔」を廃炉せよ
著者略歴
絓 秀実(スガ ヒデミ suga hidemi)
文芸評論家・近畿大学国際人文科学研究所教員。1949年新潟県生まれ。2002年より現職。著書に、『反原発の思想史』『1968年』(以上筑摩書房)、『革命的な、あまりに革命的な』『JUNKの逆襲』(以上作品社)、『詩的モダニティの舞台』(論創社)『「帝国」の文学』(以文社)、など。編著に『津村喬精選評論集』(論創社)、『ネオリベ化する公共圏』(明石書店)などがある。
タイトルヨミ
カナ:てんのうせいのじゃーごん
ローマ字:てんのうせいのじゃゃごん

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