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2024年3月16日発売

株式会社音楽之友社

出版社名ヨミ:オンガクノトモシャ

フランス・フルート奏者列伝

ヴェルサイユの音楽家たちからモイーズまで
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内容紹介
300年にわたり脈々と続くフランス・フルートの栄華。絶対王制、ロココ、革命、ナポレオン、近代化、そしてふたつの大戦を越え現代へ――激動の歴史を名奏者たちはどう生き抜いたのか。フランスという国家、社会、芸術の変遷とともに、華麗にしたたかに生きた生涯を膨大な資料をもとに描き出す。季刊『ムラマツ』連載、待望の書籍化! 
登場する奏者たち:ルネ・ピニョン・デコトー/フィルベール/ミシェル・ド・ラ・バール/ジャック・オトテール・ル・ロマン/ピエール=ガブリエル・ビュッファルダン/ミシェル・ブラヴェ/フェリックス・ロー/フランソワ・ドヴィエンヌ/アントワーヌ・ユゴー/ジャン=ジョルジュ・ヴンデルリック/ジャック・シュネゼフェール/ルイ・ドゥルエ/ジャン=ルイ・テュルー/ルイ・ドリュス/アンリ・アルテス/ポール・タファネル/アドルフ・エヌバンス/ジョルジュ・バレール/フィリップ・ゴーベール/マルセル・モイーズ
目次
はじめに

第一章 ルイ一四世の時代
①ルネ・ピニョン・デコトー 国王に仕えた最初のフルート奏者
②フィルベール 国王お気に入りのエンターテイナー
③ミシェル・ド・ラ・バール 世界初のフルート独奏曲集を出版
④ジャック・オトテール・ル・ロマン イタリア帰りの裕福な演奏家
⑤ピエール= ガブリエル・ビュッファルダン ドレスデンの宮廷で活躍した演奏家

第二章 ロココの時代
①ミシェル・ブラヴェ フルート一本で出世した左利きの名奏者
②フェリックス・ロー オペラ座オーケストラで活躍したブラヴェの一番弟子

第三章 フランス革命前後を生きた演奏家たち
①フランソワ・ドヴィエンヌ 早逝したパリ音楽院フルート科初代教授
②ドヴィエンヌの同僚たち ユゴー、ヴンデルリック、シュネゼフェール

第四章 一九世紀前半の名演奏家たち
①ルイ・ドゥルエ コスモポリタンのヴィルトゥオーゾ
②ジャン= ルイ・テュルー 一九世紀前半フルート界の中心人物
③ルイ・ドリュス パリ音楽院へのベーム式フルート導入者

第五章 一九世紀後半の名演奏家たち
①アンリ・アルテス フルート界の「バイエル」教本の著者
②ポール・タファネル フランスのフルート流派を確立する
③アドルフ・エヌバンス タファネルの後継者

第六章 一九世紀末から二〇世紀前半に活躍した名演奏家たち
①ジョルジュ・バレール フランス流派をアメリカに
②フィリップ・ゴーベール 演奏家・指揮者・作曲家として華々しい経歴を歩む
③マルセル・モイーズ 二〇世紀の巨匠

おわりに

巻末付録
『フランス・フルート奏者列伝』関連略年表
フランス・フルート奏者 師弟関係相関図
パリ音楽院フルート科最終試験課題曲一覧
主要参考文献
本文中で掲載した表一覧
主要人名索引
著者略歴
井上 さつき(イノウエ サツキ inoue satsuki)
愛知県立芸術大学名誉教授。東京藝術大学大学院修了。論文博士。パリ・ソルボンヌ大学修士課程修了。専門は近代フランス音楽史、万国博覧会史、日本の洋楽器受容史。著書に 『パリ万博音楽案内』(音楽之友社、1998)、『音楽を展示する―パリ万博1855-1900』(法政大学出版局、2009)、『フランス音楽史』(共著、春秋社、2010)、『日本のヴァイオリン王―鈴木政吉の生涯と幻の名器』(中央公論新社、2014)、『ラヴェル(作曲家◎人と作品シリーズ)』(音楽之友社、2019)、『ピアノの近代史―技術革新、世界市場、日本の発展』(中央公論新社、2020)、『万博学―万国博覧会という、世界を把握する方法』(共著、思文閣出版、2020)、『音楽と越境―8つの視点が拓く音楽研究の地平』(監修・共著、音楽之友社、2022)。訳書にアービー・オレンシュタイン『ラヴェル』(音楽之友社、2006)など。
タイトルヨミ
カナ:フランスフルートソウシャレツデン
ローマ字:furansufuruutosousharetsuden

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