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定価:5,500円(5,000円+税)
判型:A5
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内容紹介
本書では「局部腐食はなぜ起きるのか」をテーマに掲げ局部腐食の発生機構を追究し、それに基づき再発防止策を提案する。1986年、米国のサリー原子力発電所において蒸気発生器への給水に取り付けられた炭素鋼製エルボに360°の全周破断(ギロチン破断)が発生。1996年、米国電力中央研究所 (EPRI) は高温水に接する炭素鋼表面の酸化皮膜が高速で溶出し発生したと考え、流れ加速型腐食 (FAC)と名付けた。現在発電用大型ボイラーの給水には超純水のpHを12まで上げ溶存酸素濃度(DO)を極限まで下げたものが用いられる。それでもなおFACの発生は抑えられていない。pHやDOを上げ下げするのは全面均一腐食の防止対策であり、FACは局部腐食によって引き起こされるからである。局部腐食の発生機構は全面均一腐食の場合と大きく異なり、それを知らないと腐食減肉の発生が予測できず適切な再発防止策を立てることが出来ない。
目次
第1章 絵で見る金属の腐食第2章 静止水中の局部腐食第3章 流動水中の局部腐食第4章 温度の影響を受ける局部腐食第5章 金属の腐食と電磁気学第6章 局部腐食の再発防止法
著者略歴
松村昌信(マツムラマサノブ matsumuramasanobu)
タイトルヨミ
カナ:キョクブフショクハナゼオキルノカ : ゲンインガワカレバボウショクホウガワカル
ローマ字:kyokubufushokuhanazeokirunoka : geningawakarebaboushokuhougawakaru
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