近刊検索 デルタ

2023年1月23日発売

白水社

出版社名ヨミ:ハクスイシャ

無条件降伏 誉れの剣Ⅲ

誉れの剣Ⅲ
エクス・リブリス・クラシックス
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内容紹介
戦争の大義は何処へ。三部作完結

 激戦地クレタ島脱出から2年が経ち、ガイ・クラウチバック大尉はロンドンで無為な日々を送っていた。王立矛槍兵団の戦友たちが戦地へ向かうなか、もうすぐ40歳という年齢を理由にひとり後に残されたガイは、開戦時に抱いた崇高な大義を見失いつつあった。一方、クレタ島でガイの命を救ったリュードヴィック曹長はいまや情報軍団少佐に昇進し、戦場で書きとめた覚書きに基づく『瞑想録』の出版を画策中。ガイの元妻ヴァージニアは予期せぬ妊娠に途方に暮れていた。ついに情報将校としてイタリア方面への派遣が決まったガイは落下傘降下訓練に参加するが、訓練中の負傷で療養生活を送るはめに。不運続きのガイの戦場は一体どこにあるのか……。
 「私には、世界のいたるところに戦争への意志が、死の願望が存在しているように思えます」――主人公に突きつけられる「戦争の名誉」と「男らしさの神話」への痛烈な批判。作家自身の軍隊経験をもとに、戦争の醜悪かつ滑稽な現実と古き理想の崩壊を時に喜劇的に、また辛辣に描いて、最高の第二次大戦小説と称賛されたイーヴリン・ウォー最後の傑作《誉れの剣》三部作完結篇。本邦初訳。
著者略歴
イーヴリン・ウォー(イーヴリン ウォー iiヴrin woo)
(1903-66) イギリスの作家。オックスフォード大学で学内文芸誌に関わり、大学中退後、パブリック・スクールの教師となる。1928年、その体験を基にした『大転落』を発表。『卑しい肉体』(30)では第一次大戦後の「陽気な若者たち」を取り上げ注目された。同年、カトリックに改宗。『黒いいたずら』(32)、『一握の塵』(34)など、辛辣な諷刺とユーモアに溢れた作品で人気を博す。作風を一転、貴族の生活を描いた『ブライヅヘッドふたたび』(45)はアメリカでベストセラーとなった。戦後の代表作に第二次大戦を描いた『誉れの剣』三部作(52-61。合本改訂版 65)がある。
小山 太一(コヤマ タイチ koyama taichi)
1974年、京都府生まれ。英文学者・翻訳家。東京大学文学部英文科卒業後、同大学院修士課程、ケント大学大学院博士課程修了。現在、立教大学文学部教授。訳書にイーヴリン・ウォー『つわものども 誉れの剣Ⅰ』『士官たちと紳士たち 誉れの剣Ⅱ』(白水社)、ジェイン・オースティン『自負と偏見』(新潮文庫)、トマス・ピンチョン『V.』(共訳、新潮社)、ジェローム・K・ジェローム『ボートの三人男』(光文社古典新訳文庫)など多数。
タイトルヨミ
カナ:ムジョウケンコウフク
ローマ字:mujoukenkoufuku

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白水社の既刊から
トーマス・ニッパーダイ/著 大内宏一/翻訳
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